女性を人質(zhì)としたバス立てこもり事件発生―貴州省貴陽(yáng)市

2006年12月26日午後5時(shí)ごろ、貴州（きしゅう）省貴陽(yáng)（きよう）市で、路線バス の車(chē)內(nèi)で男が女性を人質(zhì)にバスに立てこもるという事件が発生した。

【その他の寫(xiě)真】

事件の発端は、午後4時(shí)40分ごろ。中華路のバス停で、青い作業(yè)服を著た1人 の男が乗り込んできた。午後5時(shí)ごろ、バスが中華南路のバス停に停車(chē)すると、男は突然、前の座席に座っていた女性の後ろ髪をつかみ、持っていたエアー釘打機(jī)をこめかみに突きつけた。

乗客たちは釘打機(jī)を銃と錯(cuò)覚、車(chē)內(nèi)はパニックに陥った。人質(zhì)となった女性を殘し、バスの乗客と運(yùn)転手は外へ逃げ出し、あたりは騒然となった。通報(bào)を受け駆けつけた警察は、バスの周?chē)欷颏工挨税鼑欷筏?。警察の呼びかけに対し、男は何の反応も示さず、ただ女性に釘打機(jī)を突きつけているだけ。しばらくすると、うつろな目で何かを話し始めたものの、もごもごと警察では緊急対策本部を設(shè)置し、交渉を開(kāi)始した。しかし、男はひたすら人質(zhì)の女性に釘打機(jī)を向けるだけで、警官の説得にも応じない。犯行の動(dòng)機(jī)もわからないまま、事態(tài)は一向に進(jìn)展せず、警官たちにもあせりの色が見(jiàn)え始めた。午後6時(shí)40分ごろ、警察では現(xiàn)場(chǎng)に通じる道路をすべて封鎖、やじ馬たちを避難させ、突入の機(jī)會(huì)をうかがった。

午後7時(shí)8分ごろ、1発の銃聲が現(xiàn)場(chǎng)周辺に響き渡った。犯人確保のため、バスへ突入した警官が威嚇のために発砲したもので、まさに犯人逮捕の瞬間だった。突入の際、はじめに女性警官が車(chē)內(nèi)へ侵入、犯人の意識(shí)がそれたすきを見(jiàn)て警官隊(duì)がなだれ込み、女性を無(wú)事保護(hù)するとともに、犯人の身柄を確保した。その後の調(diào)べで、この男は精神的な病気を患っており、通院歴があることがわかった。