2010年11月8日、北京紙?京華時報によると、抗生物質(zhì)の多くが効力を持たないNDM-1耐性菌の感染例が10月末、國內(nèi)で発見されたことを重く見て、中國衛(wèi)生部が調(diào)査を行っている。

【その他の寫真】

NDM-1感染は世界的に増加しているが、衛(wèi)生部の調(diào)べによれば、國內(nèi)の感染を加速させている原因のひとつは、抗生物質(zhì)の濫用。抗生物質(zhì)を“萬能薬”だと考える患者が多く、習(xí)慣的に服用することで細(xì)菌が次第に耐性をつけ、何種類もの抗生物質(zhì)を服用せざるを得なくなるケースが多々発生していると指摘する。

また醫(yī)療機関側(cè)でも、抗生物質(zhì)不要のケースにこれを処方することが多い。風(fēng)邪による発熱でしばしば処方される抗生物質(zhì)だが、ある専門家によると、風(fēng)邪の9割はウイルス性のものであり、細(xì)菌に作用する抗生物質(zhì)ではまったく効果を示さない。しかし、薬の処方による増益や、製薬メーカーからのキックバックを目當(dāng)てに、抗生物質(zhì)をやたらに勧める醫(yī)療機関の現(xiàn)狀がある?；颊撙С訾工脶t(yī)療費の約50％が抗生物質(zhì)に関連するとも言われる。また、多くの薬局で醫(yī)師の処方なしに抗生物質(zhì)を含む抗細(xì)菌薬が販売され、消費者が容易に入手できるといった実情も。複數(shù)の醫(yī)薬関連機関による調(diào)査では、79．4％の家庭に抗菌薬が常備され、風(fēng)邪などを引いた際に75．4％が自己判斷で服用している。

また、行政による管理が甘い點も指摘されている。使用量が増えれば、抗生物質(zhì)に対する細(xì)菌の耐性も高まることから、行政上の管理體制の強化も今後不可欠になるとみられている。（翻訳?編集/岡田）