2010年11月10日、中國では1970年代末から90年代にかけて2度の移民ブームが起こり、現(xiàn)在3度目の移民ブームが起きている。関連調(diào)査の結(jié)果、過去とは異なり、現(xiàn)在ではエリートや富裕層の移民が増加しているという。経済參考報が報じた。

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記事によると、大きく割合を増やしているエリートや富裕層の中國系移民は、米國、カナダ、オーストラリアなどを投資移民の目的地としている。

彼らが米國へ移民する動機には、「質(zhì)の高い生活の追求」「さらなる発展のチャンスを求めて」「子供により良い教育の機會を與えるため」「旅行?仕事での海外渡航に便利なパスポートを取得するため」の4點が挙げられている。

米國へ移民した中國人は09年には約6萬5000人に達しており、このうち投資移民の申請人數(shù)は前年比で2倍以上になっている。また、カナダ移民局の統(tǒng)計によると、中國本土からの永久移民の人數(shù)は、1999年から2008年まで10年連続で1位を記録。カナダには現(xiàn)在約100萬人の中國系移民が存在し、民族別の後裔では3番目に多くなっている。

さらに記事は、純粋な投資移民や技術(shù)移民だけでなく、“灰色移民”や、富の移転などを目的とした留學(xué)などが多いことも最近の特徴だと指摘する。灰色移民には「外資企業(yè)幹部としてビザを取得し、のちにグリーンカードを申請する」「米國籍を得るため同國內(nèi)に滯在して出産する」などが含まれ、留學(xué)の名の下に巨額の資金を海外へ送金するケースもあとを絶たない。

一方、現(xiàn)地社會への溶け込みに関しては、移民の多くが苦労しているという結(jié)果が出ている。例えば、カナダでは國外での學(xué)歴を認めていないため、大部分の移民はカナダで改めて學(xué)歴を取得しなければならない。さもなければ相応の仕事を探すことができず、期待と現(xiàn)実のギャップの大きさに帰國を考える移民も少なくないという。（翻訳?編集/HA）