ボルボ買収の吉利會長、経営陣との確執(zhí)を初めて認める―中國紙

Record China    2010年11月15日(月) 7時41分

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11日、ボルボを買収した吉利汽車の李書福會長は、ボルボの経営陣との間に意見の相違があることを認めた。寫真は同會長。

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2010年11月11日、ボルボを買収した吉利汽車の李書福(リー?シューフー)會長は、ボルボの経営陣との間に意見の相違があることを認めた。12日付で証券時報網(wǎng)が伝えた。

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李會長は、ボルボの開発、生産、販売を現(xiàn)地化し、ボルボブランドを世界トップレベルの高級自動車メーカーに育てていく決意を表明しているが、ボルボブランドのシェア失墜の原因が経営陣のマーケティングにあるとの立場を貫いている。同會長は、「中國市場は歐州市場とは違う」としながら、現(xiàn)地化で成功を収めたベンツを例に挙げ、市場ニーズに合わせたクラス分けが必要との見解を示した。

その背景に、富裕層向けに大型車を供給する戦略をとりたい同會長に対して、「エコという世界のトレンドに逆流する」として反対の立場を崩さない経営陣の存在がある。同會長はさらに、「ボルボを高級ブランド、吉利を大衆(zhòng)ブランド」として位置づけたい考えだという。

ボルボ車は今後、四川省成都市、上海市、黒龍江省大慶市の3カ所の新工場で年産20萬臺體制となる計畫だ。ただし李會長は、「十分な開発と行政上の手続きが必要で、しばらく時間を要する」と慎重さも示した。(翻訳?編集/HA)

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