2010年11月10日、米タイム誌は、北京市の中心?長(zhǎng)安街のランドマークだった18階建ての北京凱萊大酒店（グロリアプラザホテル）が今月になって取り壊されたことを取り上げ、中國(guó)における周期の短すぎる再開発を批判した。16日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

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同ホテルは90年の建築で、築約20年。しかし中國(guó)メディアはこれを「すでに社會(huì)の進(jìn)歩から取り殘された」建築物だとして、さらに大規(guī)模で國(guó)際都市にふさわしい5つ星ホテルに取って代わられると報(bào)じている。

記事は、絶えず街の顔が変化し続け、かつての面影をとどめることのないのが、中國(guó)における大部分の都市の普遍的現(xiàn)象となっていると指摘。中國(guó)で毎年新たに著工する建築面積は20億平方メートルにも及び、世界のコンクリートと鉄鋼の消費(fèi)量の40％を消費(fèi)している。しかし中國(guó)の建築物の平均壽命はわずか25?30年で、中國(guó)の法律が定めている50?100年の基準(zhǔn)には遠(yuǎn)く及ばない。

同済大學(xué)の鄭時(shí)齢（ジョン?シーリン）建築學(xué)教授は、「取り壊される建築物の多くは、建築技術(shù)や質(zhì)の問(wèn)題ではなく、施政者に普遍的に浸透している『新しい物は善』という観念によるものだ」と指摘している。また、跳ね上がる中國(guó)の不動(dòng)産価格が投資額を増大させていることや、中國(guó)政府の経済刺激策による資金投入も作用していると分析した。（翻訳?編集/津野尾）