2010年11月、キヤノングローバル戦略研究所（CIGS）の瀬口清之?研究主幹は、「日中関係悪化の現(xiàn)地日本企業(yè)への影響は極めて軽微、中國(guó)経済は力強(qiáng)い拡大を持続」と題した最新報(bào)告の中で、中國(guó)で一人當(dāng)たりGDPが最も高いオルドス市（內(nèi)モンゴル）の経済発展の背景と周辺地域に與える経済効果について分析し、「巨大都市建設(shè)の規(guī)模とスピードは想像をはるかに超える」と指摘した。10月下旬?11月上旬にオルドス市に出張し現(xiàn)地を視察した。

【その他の寫真】

同主幹は、「これまで20年近く中國(guó)を見てきた経験の中で、1) 上海浦東の目覚ましい変化、2) 上海?洋山深港の巨大港灣建設(shè)、3) 唐山市の世界最大級(jí)重化學(xué)工業(yè)コンビナート建設(shè)に次ぐ、4度目の驚愕體験」とその印象を語(yǔ)っている。

內(nèi)モンゴル自治區(qū)の南部に位置する人口約160萬(wàn)人のオルドス市は主要産業(yè)が石炭と天然ガスの採(cǎi)掘。09年の1人當(dāng)たりGDPは13萬(wàn)4361元（1萬(wàn)9669米ドル）と上海、北京、深セン等の水準(zhǔn)をはるかに上回るレベルに達(dá)している。

同報(bào)告は、市経済の急発展の原動(dòng)力は04年以降の石炭価格の大幅な上昇だが、そこに不動(dòng)産開発の活発化が加わり、資源と不動(dòng)産の両輪が高成長(zhǎng)を支えていると分析。不動(dòng)産開発の原動(dòng)力は同市の都市計(jì)畫の成功にあり、01年から同市書記の強(qiáng)力なリーダーシップの下に都市インフラの整備に力を入れ、04年以降は莫大な石炭収入に後押しされ、都市インフラに支えられた巨大な高層ビル群の急速な建設(shè)が可能になった、としている。

また、同市では、上海浦東新區(qū)の金融センター地區(qū)を上回る広大な市街地中心部全體に新築または建設(shè)中のハイグレード高層ビル群が林立?！附U済発展の速い中國(guó)でも、見たことがないような、想像をはるかに超える都市建設(shè)の規(guī)模と速度」が確認(rèn)できた。

さらに、街中で見かける乗用車の8割程度が日本車、ドイツ車等外資系企業(yè)の高級(jí)車で、高級(jí)車比率は北京、上海に比べてもはるかに高く、所得水準(zhǔn)の高さを反映していた。オルドス市政府関係者によると、市ではテレビも中國(guó)系メーカーよりソニー、シャープ、パナソニック等外國(guó)メーカー製の高級(jí)液晶テレビの人気が高いという。（文章/三木）