2010年11月19日、ロシアのコムソモリスカヤ?プラウダ紙は「モスクワがチャイナタウン化するのか？」と題した記事を掲載した。就任したばかりのモスクワ市長セルゲイ?ソビャニン氏が、モスクワ市內(nèi)に現(xiàn)在約1萬6800人の中國移民がいることについて「人數(shù)が多すぎる」と発言したという。24日付で環(huán)球時報が伝えた。

【その他の寫真】

ソビャニン市長はこの件でモスクワ市労働?雇用局長を呼び出し、最近入手したという中國移民の雇用リストを根拠に「中國移民は貿(mào)易事務(wù)や會計士、工場作業(yè)員、店主、エンジニア、倉庫管理員などのあらゆる職業(yè)に従事している。このことをモスクワ市民は了解しているのか？」と問いただした。これに対し局長は「ここへ來た移民はモスクワが必要とする職業(yè)の専門家がほとんど。中國移民の多くは中華レストランの調(diào)理師や漢方醫(yī)、販売員などに従事している。ただし來年は中國移民の數(shù)を5000人に制限する」と釈明した。

ソビャニン市長は「11月に労働?雇用局は連邦政府に対し中國人1146人の雇用申請を提出しているではないか？」と反論。さらに「私は移民を嫌っているわけではない。モスクワは彼らを必要としている」と付け加えた。労働?雇用局の統(tǒng)計によると、今年上半期にモスクワ市で雇用された移民のうち中國人が7955人で最も多く、2位はトルコ人。だが非公式な統(tǒng)計ではモスクワに住む海外移民は100萬人を超えており、そのうち中國人の占める割合はそれほど多くないという。このことからロシア科學(xué)アカデミー世界経済?國際関係研究所のヤフゲニー副所長は「政府による中國移民の『黃色の脅威』はいささか大げさすぎる」と指摘している。（翻訳?編集/本郷）