2010年11月23日、人民日報(bào)によると、中國國內(nèi)に増えている富裕層による高級ブランド品の消費(fèi)が「過熱している」として、全國政治協(xié)商會(huì)議委員がぜいたく品に物品稅を?qū)毪工伽坤忍嵫预筏俊?/p>

【その他の寫真】

収入の格差が拡がることで、一部の高所得者層の消費(fèi)が過度になる一方、低所得者の消費(fèi)が不足する狀況が発生していることや、高所得者の子女の贅沢な暮らしぶりが社會(huì)問題になっていることを受け、金融の専門家で全國政治協(xié)商會(huì)議の李稲葵（リー?ダオクイ）委員は「奢侈稅」（ぜいたく品稅）を?qū)毪?、収入格差を縮め、富の再分配機(jī)能を高めるなど、調(diào)和のとれた社會(huì)の実現(xiàn)を促進(jìn)すべきだと主張している。同氏によれば、09年における中國國內(nèi)でのぜいたく品消費(fèi)額は1556億元（約1兆9557億円）に上っている。

過去1年間で中國國內(nèi)における高級ブランド品の消費(fèi)額は30％増え、増加幅は世界最大。米投資銀ゴールドマン?サックスは、今後5年間で高級ブランド品の消費(fèi)者は現(xiàn)在の4000萬人から1億6000萬人に増えると予測している。先日、南京市內(nèi)に初出店されたルイ?ヴィトンの専門店では、開店からわずか數(shù)分でレジに長蛇の列ができたほどの盛況ぶりだった。

しかし、イギリスのシャネルで働いていたある中國人女性によれば、中國人観光客はどの商品が自分に似合うか、流行っているのかということはあまり気にせず、「どの商品が一番高い？」と聞いてくることが多いと話す。中國人の多くは、商品の持つ文化的背景や価値に興味を示すことはほとんどなく、ただ値段の高いブランド品を所有することで周囲の人たちに対し優(yōu)越感を持ちたいだけなのだろう。これを助長しているのはメディアの扇動(dòng)だと記事は指摘している。（翻訳?編集/岡田）