2010年11月28日、成都商業(yè)報によると、中國科學(xué)院の生態(tài)?地理研究所が起草している砂漠化対策計畫「新ローラン計畫」で、新疆ウイグル自治區(qū)のロプノール地區(qū)に人工の淡水湖をつくる計畫が盛り込まれることがわかった。地理學(xué)者の夏訓(xùn)誠（シア?シュンチョン）氏が明かした。

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ロプノール地區(qū)に新たに人口の淡水湖をつくる計畫は同地域の砂漠化対策の一環(huán)としてであり、また、ローラン（樓蘭）の生態(tài)環(huán)境を回復(fù)させる目的がある。ロプノール地區(qū)にはかつて塩湖であるロプノール湖があった。この湖は水深が淺く、陽射しなどで絶えず姿を変えることから「さまよえる湖」と呼ばれていたが、現(xiàn)在は完全に干上がってしまっている。調(diào)査や衛(wèi)星寫真によれば、干上がったロプノール地區(qū)の形狀は大きな耳のような形狀をしており、湖が干上がった過程を反映しているのだという。1960年代前半を中心にこの“耳”が形成されたと推測されている。

かつてロプノール湖西岸に位置し、シルクロード交易で栄えた都市國家?樓蘭(ろうらん)が滅亡した原因に関しても、シルクロードが海運に移ったのが主因とされているが、夏訓(xùn)誠氏によると、湖の枯渇により生活用水が確保できなくなり、住民がいなくなったからという原因も大いに考えられるという。（翻訳?編集/岡田）