2010年11月26日、香港出身の政治學(xué)者、林泉忠（りん?せんちゅう）氏は「國(guó)民黨の勝利で『中臺(tái)の黃金の10年』は実現(xiàn)に近づいたのか」と題した記事を中國(guó)のブログサイト?鳳凰博報(bào)に発表した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫(xiě)真】

馬英九（マー?インジウ）総統(tǒng)にとって“中間テスト”とも言える5大都市市長(zhǎng)選の結(jié)果は、國(guó)民黨が臺(tái)北、新北、臺(tái)中、民進(jìn)黨が高雄、臺(tái)南の市長(zhǎng)の座を制した。市長(zhǎng)ポストの數(shù)でいえば現(xiàn)狀維持だが、総得票率でみると民進(jìn)黨が國(guó)民黨を上回るという結(jié)果となっている。

それでも、馬政権はひとまず危機(jī)を脫することに成功したといえるだろう。発足から2年、大きな業(yè)績(jī)もなく支持率も低迷していたが、唯一の業(yè)績(jī)ともいえる中臺(tái)関係の改善による経済の好転に救われた形となった。これで、馬総統(tǒng)は2年後の再選に向かう“入場(chǎng)券”を得たと言って良い。

今回の市長(zhǎng)選で、國(guó)民黨は過(guò)去數(shù)回の選挙での劣勢(shì)を挽回、黨內(nèi)の馬総統(tǒng)兼國(guó)民黨主席と金溥聡（ジン?プーツォン）黨秘書(shū)長(zhǎng)を中心とする指導(dǎo)體制もしっかりと固めた。これに呉敦義（ウー?ドゥンイー）行政院長(zhǎng)（首相に相當(dāng)）も含めた鉄のトライアングルが、馬総統(tǒng)が掲げる「臺(tái)灣の黃金の10年」を?qū)g現(xiàn)させる上で重要な基盤(pán)となる。

新北で勝利した國(guó)民黨副主席の朱立倫（ジュー?リールン）前行政院副院長(zhǎng)（副首相に相當(dāng)）は次期黨主席と期待されており、今回の出馬もそのための実績(jī)づくり。これで、馬総統(tǒng)の思惑通りの展開(kāi)となり、「黃金の10年」実現(xiàn)に弾みがついた。だが、後継問(wèn)題が解決しただけでは「黃金の10年」は実現(xiàn)しない。最も重要な柱はやはり中臺(tái)関係だ。

馬総統(tǒng)は今期の在任中は中國(guó)と政治交渉はしないと明言している。だが、言い換えれば順調(diào)に再選を果たしたとして、2012年には交渉の席についても良いという意味にも取れる?！钢信_(tái)の黃金の10年」の行方は、北京がそれまでにさらなる経済カードを切れるのか、臺(tái)灣の大部分の選挙民が受け入れられる條件を提示することができるのかにかかっているだろう。（翻訳?編集/NN）