2010年12月6日、BBC放送中國(guó)語サイトは記事「分析：手段がない米國(guó)と戦略のない中國(guó)」を掲載した。以下はその抄訳。

【その他の寫真】

北朝鮮砲撃事件を受け、オバマ米大統(tǒng)領(lǐng)と胡錦濤（フー?ジンタオ）國(guó)家主席は電話會(huì)談を行った。米國(guó)側(cè)は中國(guó)に立場(chǎng)を明らかにするよう要求。中國(guó)は各関係國(guó)に冷靜になるよう呼びかけている。國(guó)立シンガポール大學(xué)東アジア研究所の鄭永年（ジョン?ヨンニエン）所長(zhǎng)は、米中首脳の電話會(huì)談は米國(guó)側(cè)の無力感と中國(guó)の不安を示していると分析した。

経済制裁に軍事演習(xí)。米國(guó)はもはや切れるカードはすべて使ってしまった。これが無力感につながっているという。同盟國(guó)である日韓も打つ手がない今、頼りは中國(guó)だけだ。しかし、その中國(guó)は北朝鮮擁護(hù)の姿勢(shì)を崩していない。米政界では中國(guó)の態(tài)度を批判、あるいは砲撃事件の黒幕は中國(guó)ではないかとの聲まで上がっている。

鄭所長(zhǎng)はこうした見方には批判的。もし北朝鮮まで核武裝すれば、最大の被害國(guó)は隣國(guó)を核保有國(guó)で取り囲まれた中國(guó)だとの見方を示した。中國(guó)の問題はむしろ戦略がないこと。ひたすら平和と安定を唱えるばかりで、北朝鮮問題に対する戦略的な思考は見受けられない。しかし、このままずるずると北朝鮮擁護(hù)を続けていけば、中國(guó)政府は望まぬうちに東アジア版冷戦に巻き込まれる可能性もあると鄭所長(zhǎng)は懸念している。（翻訳?編集/KT）