北朝鮮の挑発行為が原因、中國政府は北東アジア戦略を再検討中―米メディア

Record China    2010年12月9日(木) 11時36分

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7日、北米華字紙?世界日報は社説で「北朝鮮の引き起こしたさまざまな事件によって中國の立場は苦しくなっており、東北アジアの戦略を見直さざるを得なくなっている」と報じた。寫真は10年7月1日に中國で施行された「國防動員法」の冊子。

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2010年12月7日、北米華字紙?世界日報(ワールド?ジャーナル)は「中國は北東アジアに対する政策を慎重に検討している」と題した社説を掲載し、北朝鮮の引き起こしたさまざまな事件によって中國の立場は苦しくなっており、北東アジア戦略を見直さざるを得なくなっていると報じた。以下はその要約。

その他の寫真

北朝鮮が3月に韓國海軍の哨戒艦“天安”を撃沈した事件や、11月に延坪島を砲撃した事件の後、米韓は過去最大規(guī)模の合同軍事演習を行った。また、日米両國も米韓軍事演習の6倍にも及ぶ規(guī)模の軍事演習を実施している。

日米韓のこうした軍事演習は、本來優(yōu)位な立場にあった中國を困難な立場に追いやっている?!哎博`ム”が一旦本戦になれば、中國は戦略上受け身の立場に陥る可能性があるからだ。中國はまだ日米韓と局地的な衝突をする戦力を備えておらず、中國は局地的な対立が戦爭に発展することを望んでいない。周辺國の平和な環(huán)境によって初めて経済的発展を最大限に追求できるからだ。

一部の人々は、北朝鮮の挑発行為や尖閣諸島での中國漁船衝突事件は、いずれも中國政府の陰謀によるものだとみている。その理由として、中國が國內(nèi)の問題から國民の目をそらさせ、緊張した局面の中で米國から中國重視の姿勢を勝ち取るため、などが挙げられている。

しかし、こうした説はいずれも根拠が不足している。そもそも北朝鮮の事件では、北朝鮮は被害者ではなく勝利者でさえある。北朝鮮內(nèi)部では2つの事件を通じて、次期後継者である金正恩(キム?ジョンウン)氏が「偉大な戦略家」「砲術の天才」としての地位を確立し、さらに中國を巻き込むことに成功したからだ。

一方の中國は、6カ國協(xié)議の主導権さえ失ってしまった。日米韓はこれまで、北朝鮮を6カ國協(xié)議に引っ張り出すよう中國に働きかけていたが、現(xiàn)在では中國政府による6カ國協(xié)議再開の提案を拒否し、軍事演習の規(guī)模を拡大した。

日米韓の軍事演習規(guī)模の拡大は中國を刺激し、中國はさらに國防力を高めるだろう。ただし、中國政府は朝鮮半島情勢の悪化を防ぎ、中國が戦爭に巻き込まれないよう有効な措置を取らなければならない。

內(nèi)部告発サイト「ウィキリークス」が放出した “秘密資料”では、「中國は、北朝鮮を見放す準備をすでにしており、韓國主導で朝鮮半島を統(tǒng)一するべきだと考えている」との見解が明らかにされたが、これは中國政府高官個人の立場に基づく意見だろう。なぜなら、中國では、北朝鮮の存在は核心的利益であると捉えられているからだ。ただし、これは中國政府が操るべきもので、金正日や金正恩の手中にあるものではない。中國が北朝鮮すらコントロール下に置けないのであれば、日米韓については言うに及ばない。これは非情な現(xiàn)実であり、中國政府は直視せざるをえないだろう。(翻訳?編集/HA)

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