2010年12月12日、臺(tái)灣紙?自由時(shí)報(bào)はこのほど、中國(guó)のパクリ兵器問題について報(bào)じた。ロシア製兵器を模倣した中國(guó)製兵器はその価格の安さから、第三世界ではオリジナル以上の人気となっているという。シンガポール華字紙?聯(lián)合早報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

ソ連崩壊後、経済的窮乏に瀕したロシアは、1996年に戦闘機(jī)Su-27のライセンス生産権を25億ドル（約2100億円）で中國(guó)に売卻した。Su-27の中國(guó)版J-11は200機(jī)生産される予定だったが、2004年、104機(jī)が作られただけで生産は中止された。

そして2007年、中國(guó)「國(guó)産」戦闘機(jī)J-11Bが登場(chǎng)。外観はSu-27そのままだったが、中國(guó)は獨(dú)自設(shè)計(jì)であると主張している。なおエンジンはロシア製が搭載された。J11Bに代表されるように、中國(guó)は十?dāng)?shù)年にわたるロシアからの輸入を経て、「國(guó)産」コピー兵器の製造を開始。ロシア製よりも安価で第三世界への販売を始めた。

問題はロシアの兵器のみにとどまらない。西側(cè)の科學(xué)技術(shù)を吸収した最新鋭の列車、発電設(shè)備、その他民用製品など多くの分野で中國(guó)は世界市場(chǎng)に進(jìn)出している?？茖W(xué)技術(shù)流出は安全保障にもかかわる問題だとウォール?ストリート?ジャーナルは指摘している。

中國(guó)が現(xiàn)在、研究を続けている空母、艦載機(jī)などの武器システムは臺(tái)灣、さらには米國(guó)の西太平洋の支配権にまで影響を與える問題。そして、中國(guó)が輸出する戦闘機(jī)などの先端兵器は南アジア、スーダン、そしてイランの軍事バランスを揺るがすものとなりうる。（翻訳?編集/KT）