2010年12月13日、中國(guó)國(guó)営新華社通信（電子版）は、新疆ウイグル自治區(qū)トクスン県で知的障害者を奴隷のように働かせているレンガ工場(chǎng)の様子をレポートした。

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記事によると、同紙が工場(chǎng)の存在を知ったのは近隣の住民からの通報(bào)。住民らはこの工場(chǎng)経営者が知的障害者を牛馬のように働かせ、犬と同じ食べ物を與え、全くの無(wú)給で強(qiáng)制労働させている姿を數(shù)年にわたって見(jiàn)てきたが、あまりの慘狀に見(jiàn)て見(jiàn)ぬふりができなくなったという。

近くの別の工場(chǎng)経営者によると、この辺りの工場(chǎng)は通常10月から3月までは操業(yè)を停止するが、この工場(chǎng)は年中無(wú)休。相場(chǎng)では作業(yè)員に1日少なくとも150元（約1800円）の報(bào)酬が支払われるが、この工場(chǎng)では1銭も支払われていない様子だという。

記者が現(xiàn)場(chǎng)に到著すると、そこにはマスクもせず粉塵にまみれながら働く知的障害者の姿があった。掛け聲以外の話し聲はなく、動(dòng)作は驚くほど遅い。12時(shí)ごろから夕方5時(shí)ごろまで様子を見(jiàn)ていたが、晝食を取った気配はなかった。

翌11日、記者が経営者の妻に話を聞いたところによると、工場(chǎng)では8人の知的障害者が働いているが、いずれも四川省渠県の知的障害者施設(shè)から生活能力のない知的障害者の自立を促す目的で、正規(guī)に派遣されたものだという。労働契約も交わし、報(bào)酬も毎月300元（約3700円）を施設(shè)側(cè)に振り込んでいる。工場(chǎng)側(cè)は08年5月に5人を派遣してもらう代わりに計(jì)9000元（約11萬(wàn)円）を施設(shè)側(cè)に支払っていた。

記者はこの日、食堂や作業(yè)員宿舎も取材したが、驚いたことに食堂には犬も出入りしており、作業(yè)員用に作られたラーメンの鍋に犬も顔を突っ込んで食べていた。シャワー施設(shè)もあったが「作業(yè)員たちが入りたがらない」、マスクも常備しているが「作業(yè)員たちがしたがらない」と説明された。

記者が「最も意志の疎通がスムーズだった」という40歳の王力（ワン?リー）さんによると、工場(chǎng)につれて來(lái)られてからの2年間で2度脫走を試みたがいずれも見(jiàn)つかり、ひどい體罰を受けた。2年間1度もシャワーに入っていないという。

記者は地元の派出所に事情を説明したが、正規(guī)の労働契約を結(jié)んで雇用している以上、口出し出來(lái)ないとの答えだった。施設(shè)側(cè)にも電話取材を試みたが誰(shuí)も電話に出なかったという。（翻訳?編集/NN）