2010年12月14日、これまで石炭産業(yè)が主要産業(yè)だった中國(guó)?山西省が、その経済構(gòu)造転換に迫られている。中國(guó)國(guó)務(wù)院新聞弁公室はそれを政府側(cè)から後押しするものとして、中國(guó)國(guó)家発展改革委員會(huì)が同省に対し、「山西省國(guó)家資源型経済転換総合改革試験區(qū)」の設(shè)置を批準(zhǔn)したと発表した。新京報(bào)の報(bào)道。

【その他の寫真】

中華人民共和國(guó)成立(1949年)以來、100億トン以上もの石炭を採(cǎi)掘した山西省。省の主要産業(yè)としてきた石炭採(cǎi)掘だが、その限界も目前に見えてきている?，F(xiàn)在、既に枯渇した炭鉱は2萬(wàn)平方キロメートル。なんと、省の総面積の8分の1にも達(dá)している。周囲の環(huán)境や生態(tài)に及ぼした悪影響も計(jì)り知れない。

しかも、山西省はこれによって決して潤(rùn)ったわけではなかった。産出した石炭の4分の3を省外に提供してきたため、省民の収入水準(zhǔn)は都市部?農(nóng)村部ともに全國(guó)20位以下である。また、単一産業(yè)に依存してきたツケも回ってきた。09年の山西省は世界的金融危機(jī)の影響を受けて、その経済成長(zhǎng)速度が全國(guó)最下位となってしまったのである。ひとたび省外や國(guó)外で問題があれば、省の経済も共倒れしてしまうことの一例だった?，F(xiàn)在、山西省の工業(yè)生産値は主要産業(yè)の石炭、コークス、冶金、電力で80％以上を占めている。

こうして、産業(yè)構(gòu)造の転換を迫られた山西省は、國(guó)內(nèi)9カ所目の総合改革試験區(qū)を立ち上げることになる。これまでに上海浦東新區(qū)や天津濱海新區(qū)などが指定されてきたが、省全體が試験區(qū)となるのはこれが初。(翻訳?編集/愛玉)