2010年12月8日、新華網(wǎng)は、「中國(guó)人は米國(guó)を敵視していない」とする論説を掲載した。

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論説は、歐米メディアが中國(guó)の民族主義は「米國(guó)にとって脅威」「世界秩序を破壊」ととらえ批判していることを挙げ、「中國(guó)の企業(yè)家も、學(xué)生も、政府官僚も、ビジネスマンも、サラリーマンも、出稼ぎ労働者も、學(xué)者たちも、誰ひとりとして米國(guó)を敵だと思っている者はいない」とこれに反論した。

同論説は「中國(guó)の若者たちの間に民族主義的傾向があるのは事実」としながらも、それは過度に誇張されている、と指摘した。むしろ中國(guó)人の歐米化、正確には米國(guó)化が顕著で、英語名をもつ中國(guó)人の若者が増え、コカ?コーラ、ケンタッキーなどのファストフードはもう若者と子供たちの人気の商品となっている。中國(guó)の若者の中でのビル?ゲイツの地位も、米國(guó)におけるそれよりも遙かに高い、という。

同論説は、百歩譲って中國(guó)が米國(guó)にとって脅威であるとしても、それは米國(guó)が「中國(guó)脅威論」を植えつけた結(jié)果であり、両國(guó)の間に誤解による深い溝が存在するからだ、と指摘。中國(guó)は米國(guó)に対し、米國(guó)が中國(guó)の臺(tái)頭を阻止しようとしているのではないかとの疑念を抱き、米國(guó)は中國(guó)の民族主義臺(tái)頭を懸念し、世界の覇権を握るための國(guó)力を日増しに拡大していると危懼する。しかし「敵対は中國(guó)の國(guó)益にも、米國(guó)の國(guó)益にも合致しない」と同論説は締めくくった。（翻訳?編集/津野尾）