2010年12月19日、環(huán)球時(shí)報(bào)によると、15日付の香港英字紙「アジアタイムズ」は中國の若者の間で公務(wù)員が依然人気であると伝えた。12月5日から中國では國家公務(wù)員試験の筆記試験が始まったが、志願(yuàn)者は141萬人で、実際の受験者は103萬人になり、志願(yuàn)者數(shù)は3年連続で100萬人を超えた。平均倍率は64倍となった。

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上海中歐國際商學(xué)院の許暁念（シュー?シャオニエン）経済?金融學(xué)部教授は「多くの能力のある若者が権力ゲームへの參加を選ぶと、社會(huì)への貢獻(xiàn)や創(chuàng)造をしなくなり、社會(huì)は停滯する」と懸念する。一方、「能力のある人が官僚になれば、効率は上がり、腐敗は減るはずだ」と期待する意見もある。

公務(wù)員人気の原因は、折からの就職難。毎年、大學(xué)卒業(yè)生の半數(shù)近くが仕事にありつけない。加えて、今年の北京の一部の大學(xué)卒業(yè)生は月収わずか1600元（約2萬円）で、出稼ぎ労働者とあまり変わらない。下級(jí)公務(wù)員の給料は安いとはいえ、福利厚生が整っており、醫(yī)療費(fèi)も無料、年金も安定している。さらに、昇進(jìn)の機(jī)會(huì)もあり、いわゆる「副収入」も期待できると言われる。大學(xué)生はこうした収入の安定性、さらには富と権力を求めているということになる。

しかし、興味深いのは、45．1％の公務(wù)員が自分たちを「弱者」だと考えているとの調(diào)査結(jié)果が出ていることだ。評(píng)論家は「多くの人々は公務(wù)員の監(jiān)視に目を配るようになり、公務(wù)員はその権力が削られることに対して危機(jī)感を感じている」と指摘している。（翻訳?編集/小坂）