2010年12月18日、香港の英字紙サウスチャイナ?モーニング?ポストは、中國の消費(fèi)は順調(diào)に伸びているが、これを牽引しているのは上海や北京などの大都市ではなく地方都市だと報(bào)じた。22日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

上海の今年1?10月の小売高は前年同期比17．8％増を記録した。しかし、他の都市と比べるとその伸びは決して高くない。天津は同19％増、重慶は同18．8％増で、最も高い伸びを示したのは海南省の19．5％増、続いて浙江?。?9．4％増）、安徽?。?9．2％増）、江西省（19．2％増）となっている。

JPモルガン?チェース中國地區(qū)の関係者は、今年の中國の消費(fèi)の伸びは地方の中小都市が牽引していると分析する。ウォルマートやカルフールが新規(guī)オープンしているのは、ビジネスホテルチェーンが開業(yè)を計(jì)畫するような都市であり、決してヒルトンやシャングリ?ラ ホテルが目標(biāo)とする大都市ではないという。

別の関係者は「地方都市の購買力は不動産投資ブームがもたらしたもの」と語る。大都市の住民のように高い教育レベルや特別な技能がなくても、不動産や車の所有など中産階級の生活を?qū)g現(xiàn)することができるのだ。

その一方で、上海や北京などの大都市住民は経済的に苦しい日々が続いている。不動産はすでに高騰しており、職場近くの物件は高くて買うことができない。大幅な値上がり前に購入したケースを除けば、不動産の所有はすでに富裕層のみが実現(xiàn)できる水準(zhǔn)になってしまっている。このため、若い世代は將來への安心感を失い、結(jié)婚もままならない。物価も高いため、彼らは消費(fèi)力を失い、経済的な活力さえなくしてしまっている。

さらに厳しいのは外部から流入してきた、大都市の戸籍を持たない住民だ。戸籍がないため現(xiàn)地の社會保障を受けられないからだ。上海では5年以內(nèi)に低所得者層向けの低価格住宅を建設(shè)する計(jì)畫を発表しているが、戸籍のない若者のどれだけをカバーできるのだろうか？中國政府の重大政策の発表は総じて素早いが、実際の具體的で細(xì)かな部分に関しては遅いのが実情である。（翻訳?編集/HA）