2010年12月21日、シンガポール紙?聯(lián)合早報(bào)は、「米國(guó)が“対抗”という手段を用いてアジアに関わるのは誤りだ」とする記事を掲載した。これは具體的には米國(guó)の対中姿勢(shì)を指しているものだが、その代償は大きく、アジアの平和的発展にも逆行し、紛爭(zhēng)の激化を招くとしている。

【その他の寫(xiě)真】

米國(guó)の対アジア政策には2つの選択肢がある。1つは平和的姿勢(shì)、もう1つは対戦姿勢(shì)だ。いずれもその影響、結(jié)果、代償が異なる。

米國(guó)がアジア情勢(shì)に介入することについて、多くのアジアの國(guó)家は反対はしていない。ほとんどの國(guó)が経済的に米國(guó)と相互依存の関係にあり、また、米國(guó)の民主制を手本としており、さらには、アジアの大國(guó)?中國(guó)の脅威が及ぼす地域情勢(shì)の変化について、米國(guó)の助けを望んでもいる。アジアは経済體としては世界で最も活況を呈している地域だが、政情は不安定。國(guó)や民族?文化が多様で、その一體化は難しい。だからこそ、米國(guó)の介入も許している。もちろんそれは、協(xié)力的かつ友好的なものであることを前提にだ。

しかし、現(xiàn)狀の米國(guó)がとっている姿勢(shì)は、「中國(guó)封じ込め」という好戦的なもの。中國(guó)の軍拡政策を強(qiáng)調(diào)し、その脅威論を煽ることによって周辺國(guó)との領(lǐng)土問(wèn)題をエスカレートさせ、中國(guó)孤立化を図っている。

結(jié)果、アジアの周辺國(guó)家を団結(jié)させることに成功した米國(guó)ではあるが、彼らは中國(guó)との対立を望んでいるわけではない。中國(guó)は脅威であると同時(shí)に、大切な輸出相手國(guó)でもあるからだ。また、中國(guó)は米國(guó)との対峙を避け、EUやロシア、新興國(guó)家との関係を強(qiáng)化することによって國(guó)際社會(huì)からの孤立を免れた。米國(guó)の対アジア戦略は、誤りだったのである。

1つの國(guó)家が世界のトップに立つには2つの方法がある。1つは自國(guó)の発展を通じて他國(guó)の尊敬を集めること。もう1つは、圧力と支配で他國(guó)の上に立つこと。米國(guó)はかつて前者の方法で世界のリーダーになることに成功した。しかし現(xiàn)在の米國(guó)は、冷戦時(shí)代のような進(jìn)攻主義に傾いているきらいがある。世界最大規(guī)模の軍事投入を行っても、自國(guó)の安全や世界の平和を勝ち取れていない現(xiàn)実。米國(guó)が方向転換を行わなければ、世界とアジアの安定はないだろう。(翻訳?編集/愛(ài)玉)