2010年12月30日、世界の華僑の故郷といわれる福建省福清市。その福清市の西にある石竹山は、その景観の美しさから、福建省10大風(fēng)景區(qū)に挙げられている。

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この石竹山の中腹にある石竹寺は、唐代（847年）に開(kāi)かれた歴史ある寺院。色鮮やかで風(fēng)情のある建築物と険しい巖山が作り出す眺めは壯観の一言。日本ではあまり知られていないが、地元では人気の観光地だ。

石竹寺では、幅30センチほどの狹い石橋を渡り、大巖の頂上で祈願(yuàn)をする習(xí)慣がある。橋に柵は無(wú)く、両側(cè)に鎖が張られているのみ。その鎖も、昔は無(wú)かったそうだ。足を踏み外したら巖と巖の間に真っ逆さま。この橋を渡り祈りをささげるということは、その願(yuàn)いに掛ける決意の固さの表しているのだという。參道の鎖には、幸せを願(yuàn)って南京錠が無(wú)數(shù)に掛けられている。こちらも定番の願(yuàn)の掛け方となっている。

今年、福清市は市政20周年を迎えた。世界中から華僑が里帰りをし、賑やかな年越しとなることだろう。（取材/SU）