2011年1月3日、ロイター通信は、米中両國が宇宙開発プロジェクトで協(xié)力関係を深めようとしているが、その前途には多くの問題が存在していると報じた。5日付で環(huán)球網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫真】

09年、米オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は中國との協(xié)力関係を推進(jìn)することを明らかにしたが、実際には過去10年間にわたって経済や外交、安全保障に至るまで常に緊張狀態(tài)にある両國。宇宙プロジェクトにおける?yún)f(xié)力に至っては全く進(jìn)展していない。

協(xié)力が進(jìn)まない原因には、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)による現(xiàn)民主黨政権が中間選挙で敗北したことで、上院と下院がねじれ狀態(tài)になるという政治的な背景があると同時に、苦労して開発した技術(shù)が中國との協(xié)力によって漏えいしてしまう危険性を懸念する聲が強(qiáng)いことがあるという。

また、宇宙開発分野で急速に力をつけ始めている中國の存在が米國の安全を脅かす危険もあるとの指摘があり、米中の宇宙開発における?yún)f(xié)力を阻害する一因になっている。米シンクタンク?ヘリテージ財団は「中國に情報を與え過ぎるべからず」としており、また、米國防総省次官補(bǔ)でアジア?太平洋安全保障問題擔(dān)當(dāng)のウォレス?グレッグソン氏は、「中國は長期的なスパンで軍拡を試みている。地域安全にとっても脅威だ」と警鐘を鳴らしている。

中國は1996年以降、宇宙開発において飛躍的な成果をあげてきた。人工衛(wèi)星打ち上げロケット「長征」は75発の打ち上げに成功、2008年9月には有人宇宙飛行船「神舟7號」の乗組員が初の宇宙遊泳に成功、10年10月には2度目の月面探査機(jī)「嫦娥2號」の打ち上げに成功。続く12年には月面軟著陸、17年に月面サンプルの採取、20年には宇宙飛行士の月面著陸を目指している。（翻訳?編集/岡田）