2011年1月4日、香港メディア?亜洲時報は、水不足の中國が海洋資源の開発に著手したと報じた。中國は水不足が年々深刻になっているが、中國の研究者たちが総力を挙げて節(jié)水や海水淡水化技術(shù)の開発に注力しているという。6日付で環(huán)球網(wǎng)が伝えた。

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水の供給を安定したものにするため、ダムや貯水池、井戸の掘削に中國政府は數(shù)十億ドルもの巨額の資金を投じているが、中國北部の水不足や水質(zhì)の悪化は深刻さを増し続けている。世界銀行は中國で水不足が暴動や貧富の格差、都市と農(nóng)村の対立を生む原因になる可能性があるとし、抜本的な解決策を見いだせなければ、今後10年で數(shù)千萬人にも上る「環(huán)境難民」が生まれると指摘している。

また、上流に大規(guī)模なダムを建設(shè)することは、下流域の國々の水資源を奪うことになり、中國における水不足の影響はミャンマーやラオス、ベトナムなど周辺國へも及ぶ。

そこで進(jìn)められているのが海水淡水化技術(shù)の開発だ。中國でこの研究がスタートしたのは1958年。中大型プラントの研究開発は75年に始められ、86年には中國初の逆浸透法海水淡水化プラントを完成させている。2005年の生産水量は日産3萬トンでしかなかったが、10年には80?100萬トンとなる見込みで、200以上の淡水化プロジェクトで技術(shù)開発が進(jìn)められている。

しかし専門家は、まだまだサポート態(tài)勢が不足していると指摘し、海外における研究開発能力に比べると中國は見劣りすると話している。（翻訳?編集/岡田）