2011年1月10日、中國(guó)誌?瞭望新聞週刊は、中國(guó)現(xiàn)代國(guó)際関係研究院の日本問題専門家、樊小菊（ファン?シャオジュー）博士の寄稿「良好な中日関係実現(xiàn)のための選択」を掲載した。以下はその內(nèi)容。

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10年の日中関係は9月に発生した尖閣諸島沖での中國(guó)漁船衝突事件を発端に05年以來の冷え込みを見せ、両國(guó)首脳の會(huì)見やハイレベル交流に影響が及んだほか、雙方の國(guó)民感情が急速に悪化。これにより、両國(guó)関係の脆弱性と敏感性が露呈した形となった。では、11年はどうすれば良好な関係が築けるのか？それには複數(shù)の障害を乗り越える必要がある。

まずは、衝突事件の余波。漁船船長(zhǎng)を逮捕?拘束したことで日本は日中國(guó)交正常化の際に交わした「この問題には觸れない」との約束を破り、雙方の信頼関係を大きく傷つけた。そればかりか、事件をきっかけに尖閣諸島周辺の警備を強(qiáng)化し、12月に改訂した新「防衛(wèi)計(jì)畫の大綱」では「中國(guó)の周辺海域での活動(dòng)活発化が地域と國(guó)際社會(huì)に懸念を及ぼしている」との認(rèn)識(shí)が示され、西南諸島の防衛(wèi)強(qiáng)化を決定した。

これは08年に両國(guó)の首脳會(huì)談で合意した「戦略的互恵関係」の包括的推進(jìn)に関する日中共同聲明に違反している。日本のこうした対中強(qiáng)硬姿勢(shì)が雙方の信頼回復(fù)を困難にしているのだ。また、日本の政局と戦略の不安定さが増していることも問題だろう。民主黨政権が誕生した直後は米國(guó)との対等な関係を目指し、「東アジア共同體」などの対外政策を主張していたが、いずれも途中で挫折。今は、日米同盟の強(qiáng)化が柱となっている。

そして、雙方の國(guó)民感情もそう簡(jiǎn)単には改善しそうもない。「毒ギョーザ事件」の犯人が昨年3月に逮捕されたことは本來であれば両國(guó)関係にプラスの作用をもたらすはずだったが、同じ時(shí)期に中國(guó)海軍の艦載ヘリコプターが海上自衛(wèi)隊(duì)の護(hù)衛(wèi)艦に異常接近した事件が起き、それを日本メディアが大げさに書きたてたことで、日本國(guó)內(nèi)に「中國(guó)海軍脅威論」が吹き荒れた。

その最中に起きた漁船衝突事件で「中國(guó)脅威論」はさらに激化した。10年末の世論調(diào)査で「中國(guó)は信じられない」と回答した人は前年の65％から一気に87％にまで増加。中國(guó)も同様で「日本は信じられない」人は前年の63％から79％に増えた。こうした反省を踏まえ、12年の國(guó)交正常化40周年に向け、両國(guó)がともに手を攜え、健全で安定した関係を築いていくことが必要だろう。（翻訳?編集/NN）