各地で異常気象、南部では10年連続で干ばつの予測―中國

Record China    2011年1月14日(金) 19時50分

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12日、中國で異常気象が頻発しており、南部では10年連続で干ばつに見舞われると指摘されている。寫真は10年10月、海南省で発生した洪水。

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2011年1月12日、広東省で開催された全國気象局長會議で公布された「中國気候公報」によると、2010年の中國の気象狀況は、最近10年間で最も異常な1年だったことが分かった。また、米國のある報告では、中國南部は2010年前後に10年連続で干ばつに見舞われると予想している。13日付で北京日報が伝えた。

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同公報によると、中國の2010年の降水量は平年比11.1%増の681mmで、1961年に続く史上2番目の多さだった。暴風(fēng)雨の日數(shù)は同21.5%増、平均気溫は同0.7℃高く、気象災(zāi)害による経済的損失は5000億元(約6兆2500億円)以上、死者は4800人に上るなど、異常気象や気象災(zāi)害が重なった年となった。

異常気象によって農(nóng)作物が受けた被害も大きかった。全國の作付面積のうち、41%が洪水、38%が干ばつ、10%が冷害などの被害を受けた。また、交通への影響も最近10年では最も深刻だった。

會議に出席した中國気象局國家気候センターの宋連春(ソン?リエンチュン)主任は「2010年の気象狀況は特に異常だった。極端な高溫と豪雨が頻繁に起こり、その激しさと範(fàn)囲は歴史的にも稀なレベルだった」と指摘。その原因として、「エルニーニョ現(xiàn)象とラニャーニャ現(xiàn)象の関係」「極地の大気循環(huán)の異?!埂笟菹笥涘h上最強(qiáng)の西太平洋の亜熱帯高気圧の発生」「地球溫暖化の影響」の四つを挙げた。

なお、再保険會社大手、ドイツのミュンヘン再保険グループの報告では、2010年は世界全體で、自然災(zāi)害で29萬5000人が死亡し、約1300億ドルの損失が発生したことが明らかにされている。(翻訳?編集/HA)

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