男児の「たくましさ」不足、男性教員不足が原因?―中國

Record China    2011年1月28日(金) 16時1分

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24日、中國で「現(xiàn)代の男の子に“たくましさ”が足りないのは幼稚園に男性教師が不足しているから」との論調(diào)が存在することに対し、中國紙?揚子晩報は、たくましさ不足の原因は現(xiàn)在の教育システムや社會狀況にあると指摘した。寫真は塾通いをする中國の児童。

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2011年1月24日、中國?江蘇省南京市の一部の區(qū)では、「現(xiàn)代の男の子に“たくましさ”が足りないのは幼稚園に男性教師が不足しているから」との理由から、教育局が男性教員を小學校から幼稚園へ異動させようと計畫している。しかし、中國紙?揚子晩報は、たくましさ不足の原因は男性教員の不足ではなく、現(xiàn)在の教育システムや社會狀況にあると指摘した。25日付で中國新聞社が報じた。以下はその要約。

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データによると、中國の幼稚園の男性教師の割合は日本の7分の1、米國の10分に1に過ぎない。しかし、これが男の子の「たくましさ」不足の原因であるとするのは極端すぎないだろうか?

中國では昔から、幼稚園の先生はほとんどが女性だった。それならば、今の中年世代もたくましさに欠けるのだろうか?そんなはずはない。

現(xiàn)代の男の子にたくましさが不足している原因の一端は、“お受験教育”―何もかもが入試のため、という教育システムにある。學校側(cè)は聞き分けがよく従順で、成績の良い生徒を重視する傾向があり、子供はこれに従わざるを得ない。しかも、社會全體に「官僚主義」的な考えが満ちており、「出る杭は打たれる」となれば、誰も新たなことにチャレンジしたり、個性を発揮したりしようとは思わないだろう。

自由で自立心に富み、勇気があり獨創(chuàng)的な「たくましい精神」を持つ子どもを育てるために真に求められているのは、幼稚園の男性教員の増加ではなく、“お受験教育”の改革と、社會観念中の弊害の排除である。(翻訳?編集/HA)

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