2011年1月31日、中國(guó)と臺(tái)灣の間に橫たわる「ひとつの中國(guó)」という問題について、雙方はこの30年間にわたって、ゆっくりではあるが徐々に歩み寄りを見せてきた?，F(xiàn)在、臺(tái)灣には獨(dú)立を望む勢(shì)力が依然として存在するものの、現(xiàn)実問題としては「中臺(tái)が協(xié)力して相互の平和的発展を図ることが得策である」という意見が、臺(tái)灣の民意の主流になりつつあるという。シンガポール紙?聯(lián)合早報(bào)の報(bào)道。

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79年1月、米中國(guó)交が成立。これが、中臺(tái)の平和的統(tǒng)一に向けた具體的な第一歩となった。國(guó)交樹立に際し、中國(guó)は米國(guó)に1）臺(tái)灣との斷交、2）米軍および米軍施設(shè)の臺(tái)灣からの完全撤退、3）米華相互防衛(wèi)條約の無(wú)効化を條件として提示、米國(guó)はそれを受け入れたうえで「ひとつの中國(guó)」を明言、臺(tái)灣は中國(guó)の一部であることを認(rèn)めた。同年、中國(guó)は「臺(tái)灣同胞に告げる書」の中で、雙方の軍事対立の停止とともに「三通(通商?通航?通郵)」の即時(shí)推進(jìn)を謳い、これは08年末にほぼ全面的に実現(xiàn)することとなった。

87年、中臺(tái)相互の親族訪問が認(rèn)められる。92年、中國(guó)製工業(yè)製品の臺(tái)灣への流入が認(rèn)められる。93年、「九二共識(shí)」によって中臺(tái)雙方が「ひとつの中國(guó)」を原則と定める(注：「ひとつの中國(guó)」の解釈については中臺(tái)個(gè)別の認(rèn)識(shí)がある)。その後、李登輝政権?陳水扁政権を経て臺(tái)灣獨(dú)立の機(jī)運(yùn)が高まる時(shí)期もあるが、08年に馬英九政権が成立すると、中臺(tái)間はその距離を急速に縮める。08年末に「三通」が実現(xiàn)、それに伴い、物流?司法?醫(yī)療?農(nóng)漁業(yè)など多方面で両者の協(xié)力関係が結(jié)ばれ、それは文化?學(xué)術(shù)方面にも及んできた。いずれも「先易後難(できることから先に)」「先経後政(まずは経済から、そして政治へ)」という二原則のもとに発展してきた結(jié)果である。そして2011年1月6日、両岸経済合作委員會(huì)が正式に起動(dòng)する。

この2年間、臺(tái)灣市民は中臺(tái)関係の緩和に伴う大いなる恩恵をその実生活で體感した。臺(tái)灣の農(nóng)産物などが中國(guó)で売れに売れ、農(nóng)村の生活は潤(rùn)い、日々増え続ける中國(guó)人観光客によって地元観光産業(yè)は大きく成長(zhǎng)し、08年の世界的金融危機(jī)からの脫卻に成功したばかりか、各業(yè)界が活況を呈することになったのである。中國(guó)と近づけば生活が良くなる…これを?qū)g感した市民の民意に政治家たちももはや逆らうことはできず、臺(tái)灣獨(dú)立を掲げる民進(jìn)黨も、最近では方針転換を迫られることとなった。

もちろん、これは臺(tái)灣人の心が“祖國(guó)”中國(guó)への帰屬意識(shí)を高めたということでは決してない。馬英九現(xiàn)政権が「統(tǒng)一せず、獨(dú)立せず」という原則を掲げ、中華民國(guó)の國(guó)家主権を依然として主張しているという前提のもと、中國(guó)との融和を歓迎しているのであり、臺(tái)灣の獨(dú)立派もその勢(shì)力を弱めているものの、それは獨(dú)立放棄を意味しているわけではない?，F(xiàn)在も臺(tái)灣人の多くには「ひとつの中國(guó)」という認(rèn)識(shí)が欠けていると言わざるを得ないのだ。一國(guó)二制度のもとに実現(xiàn)が望まれる「祖國(guó)の統(tǒng)一」への道のりは、まだまだ遠(yuǎn)い。(翻訳?編集/愛玉)