2011年2月3日、雑誌『財(cái)経』は記事「第11期5か年計(jì)畫での汚染物質(zhì)排出量削減はまずまずの結(jié)果＝中國(guó)の環(huán)境保護(hù)立法は科學(xué)的性格を欠いている」を掲載した。以下はその抄訳。

【その他の寫真】

第11期5か年計(jì)畫（2006年?2010年）で中國(guó)政府は汚染物質(zhì)排出量削減目標(biāo)を制定したが、數(shù)値目標(biāo)が定められた削減対象は水質(zhì)を計(jì)る化學(xué)的酸素要求量（COD）と大気中の二酸化硫黃の二項(xiàng)目にとどまった。そのため地方官僚はこの2つの數(shù)値のみを重視。一部地域では數(shù)字は減少したものの、自然環(huán)境そのものは改善されないという問(wèn)題も起きている。

地方官僚は火力発電の効率化という政治的業(yè)績(jī)を上げるべく、効率が悪い小型火力発電所の閉鎖と大型発電所の建設(shè)、発電所への脫硫裝置裝備には積極的に取り組んだが、逆に発電量に占める火力発電の比重が高まるという皮肉な結(jié)果をも生み出した。

水力発電や原子力発電などのクリーンエネルギーについてはあまり積極的な導(dǎo)入が見(jiàn)られるず、第11期5か年計(jì)畫中の水力発電プロジェクトについては予定以上の數(shù)が計(jì)畫されたものの、うち28％しか著工されないという狀態(tài)に陥った。

今後はこうした問(wèn)題を生み出さないよう、科學(xué)的な法整備を進(jìn)める必要がある?；剂悉蝿柯驶坤堡扦悉胜?、再生可能資源の利用率にも注目すること。CODと二酸化硫黃だけではなく、最低でも二酸化炭素排出量も観測(cè)対象に組み込むことなどが具體例となる。

科學(xué)的な環(huán)境法制を整えること。これこそ國(guó)際社會(huì)の潮流と合致する動(dòng)きであり、米國(guó)よりもGDPがはるかに低い狀況ながら世界最大の溫室効果ガス排出國(guó)であり、一人當(dāng)たりGDPは世界平均より低いのに一人當(dāng)たり溫室効果ガス排出量は世界平均を上回っているというきまずい狀況を変えることになるだろう。（翻訳?編集/KT）