2011年2月7日、物価の上昇が続く中、上海市ではリーズナブルな“市民食堂”が人気だ。オフィスビルに入居する“社食”や、本來は高齢者向けサービスとして設(shè)置された食堂が一般向けにも開放され、「安い」「速い」「おいしい」「衛(wèi)生的」と、市民やサラリーマンに人気を博している。解放日報(bào)が報(bào)じた。

【その他の寫真】

家事に割く時(shí)間がますます少なくなる多忙な現(xiàn)代人。核家族化が進(jìn)む家庭生活。そんな社會(huì)現(xiàn)象に、ニーズがぴったり一致した“市民食堂”。便利でお財(cái)布にもやさしい、さまざまな業(yè)態(tài)が出現(xiàn)している。

ビジネス街で働くサラリーマンにとって、晝食をどうするかは日常の大きな問題でもある。レストランで食事をすればサイフに響くし、弁當(dāng)を持參するのは面倒くさい、かと言って晝食を食べないわけにもいかない。

上海隨一のビジネス街?南京西路一帯のオフィスビルでは、およそ20棟で“市民食堂”を?qū)毪筏皮い?。ある食堂は広?00平方メートル、座席數(shù)800となかなか大規(guī)模な展開だが、サラリーマンだけでなく近隣の住民にも人気を博し、晝食時(shí)になると満席の上、長蛇の列ができる。料理4品にスープ、果物がついて12元(約150円)というお得さが人気の秘密だ。

価格を周辺の食堂やレストランよりも安く抑えられる理由は、本來なら年間數(shù)10萬元（數(shù)100萬円）にも上るテナント料を、不動(dòng)産デベロッパーが公共性という観點(diǎn)から無償で提供しているからだという。もちろん、こうした市民食堂を?qū)毪工欷小ⅴ榨％攻鹰毪摔趣盲皮膝匹圣螗却_保にも有利となる。

こうしたオフィス地區(qū)では、駅から徒歩10分圏內(nèi)の市民食堂や、お?jiǎng)幛犸嬍车辘蛄杏洡筏俊弗楗螗隶ぅ伞工虬k行し、配布することで軒並み売り上げを伸ばす工夫もなされている。

また、ある集合住宅では、地元自治體と不動(dòng)産開発業(yè)者の協(xié)力によって、敷地內(nèi)に高齢入居者にサービスを提供する食堂を設(shè)置し、それが一般向けにも開放され、好評を博している。

食堂の責(zé)任者?許（シュー）さんは「付近のサラリーマンたちの晝食の需要を考えて一般に開放することにした」と語る。一般向けと高齢者向けの食事には時(shí)間差サービスを設(shè)け、それぞれの時(shí)間帯で米の炊き上がりの柔らかさに差をつけるなどの工夫をするという。また、料金にも差をつけ、外部利用者からより多く徴収した収益を、価格抑制のために活用している。高齢者向けにはデリバリーのサービス、高血圧?糖尿病など、持病によって個(gè)別に考案されたメニューも供し、自炊の困難な獨(dú)居老人らに好評だという。（翻訳?編集/HA）