2011年2月14日、中國(guó)の経済誌「財(cái)経」の解説員、易鵬（イー?ポン）氏による「中國(guó)GDPが日本を抜く、喜びの中に悲しみも」と題した記事が中國(guó)のブログサイト?新浪博客に掲載された。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫(xiě)真】

2月14日のバレンタインデー。この日の日本はロマンチックなことばかりではなかった。內(nèi)閣府が発表した10年の名目GDP（國(guó)內(nèi)総生産）の額が中國(guó)より4044億ドル少ないことが明らかになったのだ。これで米國(guó)に次ぐ世界第2位の経済大國(guó)は中國(guó)となり、1968年から42年間2位の座を守って來(lái)た日本は3位転落が確定した。

中國(guó)にとっては歴史の節(jié)目となる大事件だが、世界第2位の重みを前に改めて身を引き締めるべきだろう。その國(guó)の真の実力はGDPだけでは測(cè)れない。1人當(dāng)たりGDPや科學(xué)技術(shù)イノベーション、社會(huì)の管理水準(zhǔn)、資源消費(fèi)、環(huán)境保護(hù)、國(guó)家イメージなどさまざまな指標(biāo)が存在する。中國(guó)はGDPで日本を抜いただけで、喜んでばかりもいられない。

まず、中國(guó)の1人當(dāng)たりGDPは國(guó)際通貨基金（IMF）の統(tǒng)計(jì)によると、09年は3566ドルで世界99位。一方の日本は3萬(wàn)9573ドルの16位で中國(guó)の10倍を超えている。世界の平均は8000ドルだが、中國(guó)はその半分にも達(dá)していない。さらに考えなければならないのは、中國(guó)には「データの信ぴょう性」という根深い問(wèn)題も存在するということだ。

中國(guó)が抱える大きな問(wèn)題は、▽都市と農(nóng)村の所得格差▽業(yè)種間の収入格差▽貧富の差▽東部と西部の発展格差―の4點(diǎn)だろう。都市と農(nóng)村の所得格差は13：1にまで拡大し、業(yè)種間の収入格差は今年第1四半期の時(shí)點(diǎn)で約11倍。ジニ係數(shù)（所得格差の指標(biāo)）は社會(huì)の安定を脅かす警戒線を超えている。東部と西部の1人當(dāng)たりGDPの差は約2倍だ。

科學(xué)技術(shù)イノベーションでも、中國(guó)は日本より20?30年遅れている。単位GDP當(dāng)たりのエネルギー消費(fèi)量も日本の10倍前後だ。要するに中國(guó)のGDPは資源消費(fèi)と環(huán)境汚染を土臺(tái)にして成り立っているといえる。このままの構(gòu)造で成長(zhǎng)を続ければ膨大な量の二酸化炭素（CO2）を排出し、世界に「無(wú)責(zé)任な國(guó)」というイメージを植え付けてしまうだろう。

中國(guó)は日本に「量」で勝っただけで、「質(zhì)」ではまだ遠(yuǎn)く及ばないことを自覚すべきだ。日本との差を直視しながら質(zhì)の良い経済発展を続けることが、環(huán)境保護(hù)との両立という難問(wèn)を解決する最良の手段といえるだろう。（翻訳?編集/NN）