2011年2月22日、中國(guó)新聞週刊は人民日?qǐng)?bào)陝西支社の杜峻暁（ドゥー?ジュンシアオ）支社長(zhǎng)の寄稿を掲載し、中國(guó)でみるみる敷設(shè)が進(jìn)んでいる高速鉄道の安全性に警鐘を鳴らした。

【その他の寫(xiě)真】

杜支社長(zhǎng)が昨年、中國(guó)の輸送インフラ建設(shè)企業(yè)チャイナ?レールウェイ?グループ（中國(guó)中鉄）の関係者と會(huì)食した時(shí)のこと。聞き捨てならない言葉を聞いた?！?9年にうちを定年退職したエンジニアがこう漏らしたんだ。“わたしは絶対に高速鉄道には乗らない”ってね」。

中國(guó)國(guó)內(nèi)で急速に建設(shè)を進(jìn)めている高速鉄道だが、特にこれまで重篤な事故発生のニュースを聞いたことがない。しかし、杜支社長(zhǎng)は前出の発言を受け、「これまで無(wú)事故＝今後も無(wú)事故」では決してあり得ないとしている。北京と上海を繋ぐ京滬路線が先日、時(shí)速486．1kmという世界最高を更新する走行スピードを記録したと報(bào)じられたが、この飛行機(jī)並みの速度を誇る高速鉄道がひとたび事故を起こせば、多くの人命にかかわる危険があるのだとも。

杜支社長(zhǎng)は昨年8月、西安鉄道局の招待を受け、陝西省西安市と河南省鄭州市を結(jié)ぶ高速鉄道の路線に試乗した。最高時(shí)速350kmのスピードを出す車(chē)體は、従來(lái)の鉄道とは似ても似つかぬほど美しい出來(lái)ばえだ。運(yùn)転室に特別に入室させてもらうと、運(yùn)転士同士が走行速度や前方の狀況について聲に出して報(bào)告しあい、互いにそれを復(fù)唱していた。それは、走行中に萬(wàn)が一にでも眠気を催さないようにとの措置だそうだ。その時(shí)、不意に“バード?クラッシュ”が発生。運(yùn)転席の窓にクラッシュした飛行中の鳥(niǎo)は見(jiàn)る間に砕け散り、窓は一瞬にして血まみれになった。しかし、運(yùn)転士らはこれを即座にワイパーでふき取ると、何事もなかったかのように列車(chē)は走行を続けた。

杜支社長(zhǎng)のある知り合いは、先進(jìn)國(guó)での高速鉄道建設(shè)は慎重に慎重を重ね、時(shí)間をかけるものなのだと言っていた。線路を敷設(shè)してからも、それが自然と沈下し、地面になじむまで待つのだそうだ。その上、各種の実験や検査、試運(yùn)転を重ねるものなのだという。それに比べ、中國(guó)の鉄道建設(shè)は「3つの“ながら”工程」だと杜支社長(zhǎng)は形容した。これは「測(cè)量しながら、設(shè)計(jì)しながら、工事をする」ということ?！糕煹澜ㄔO(shè)會(huì)社のエンジニアが高速鉄道に乗らないと言っているのは、彼が臆病だからというわけだけではないだろう」と結(jié)んでいる。(翻訳?編集/愛(ài)玉)