2011年2月28日、山東商業(yè)報によると、中國鉄道部の上層部が汚職容疑で更迭されるなど、このところ中國の鉄道事業(yè)に暗い影が落とされているが、それでも內(nèi)需に応じるかたちで新路線の建設(shè)は勢いが止まる気配はない。しかし、これを憂慮しているのは航空業(yè)界。近い將來、航空機(jī)と高速鉄道の競爭が激しさを増すと予想している。

【その他の寫真】

航空業(yè)界にとって、利用者が特に多い北京?上海便は「ドル箱」路線となっているが、これに対し、年內(nèi)開通が予定されている京滬高速鉄道がどう影響するか。北京と上海を結(jié)ぶ同路線は、6月に全線での試運転を開始、営業(yè)時速は最高で380kmを予定し、1318kmを約4時間で移動できることになる。この路線が航空機(jī)と市場を爭うことは間違いないとみられている。

2月24日、中國民用航空局の李家祥（リー?ジアシアン）局長は、旅客流動の面から、高速鉄道と旅客機(jī)の市場競爭率は旅程500km以內(nèi)では50％以上、500?800kmで30％以上、1000km以內(nèi)で約20％、1500kmで10％になるとの見通しを明らかにしており、今後航空業(yè)界と鉄道業(yè)界が激しい競爭を繰り広げることになると考えられている。（翻訳?編集/岡田）