2011年2月25日、米イェールグローバル?オンラインは、中國(guó)の戦略によって東南アジア諸國(guó)連合（ASEAN）が分裂しつつある、と指摘した。3月2日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

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昨年成立43周年を迎えたASEANだが、記事によると、中國(guó)とアジア開(kāi)発銀行（ADB）によるメコン川流域開(kāi)発がその結(jié)束を非常に危うくしている。中國(guó)と國(guó)境を接する加盟國(guó)が、中國(guó)に取り込まれつつあるためだ。

メコン川流域経済協(xié)力プログラム（GMS）に參加するのはカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム、タイ、そして中國(guó)の雲(yún)南省と広西チワン族自治區(qū)。だが中國(guó)政府はこのプログラムに直接関與し、雲(yún)南省を東南アジアへの足がかりと定め、巨大な國(guó)力を利用して南アジア大陸部の政治と経済に影響を與えようとしているという。

同地域ではGMSの一環(huán)として交通インフラ建設(shè)、鉱山開(kāi)発、エネルギー関連インフラ建設(shè)、貿(mào)易と生産の一體開(kāi)発などが進(jìn)められている。開(kāi)発に必要な資金は、アジア開(kāi)発銀行と中國(guó)の借款と投資によってまかなわれている。文化領(lǐng)域でも、これらの國(guó)家では中國(guó)語(yǔ)教育に力が注がれているが、特にカンボジアでは數(shù)百人の中國(guó)人教師が中國(guó)語(yǔ)教育に當(dāng)たっているという。

GMSの進(jìn)展は、ASEANにおける大陸國(guó)家と海洋國(guó)家の間の亀裂を生み出し、深めていると記事は指摘。ミャンマー、カンボジア、そしてラオスは既に中國(guó)の代理國(guó)家とみられており、ベトナムとタイの経済も中國(guó)依存を強(qiáng)めている。これは「強(qiáng)攻か、取り込みか」という中國(guó)の國(guó)境政策の伝統(tǒng)を反映したものだ、と記事は指摘している。（翻訳?編集/津野尾）