2011年3月7日、香港出身の政治學(xué)者、林泉忠（りん?せんちゅう）氏は「前原辭任は中日関係にとって有利なのか？」と題した記事を中國(guó)のブログサイト?鳳凰博報(bào)に発表した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

前原誠(chéng)司外相が6日、「外國(guó)人から政治獻(xiàn)金を受け取った」ことが原因で辭任を表明、第2次菅直人內(nèi)閣で初めて政治スキャンダルで失腳した大臣となった。47歳の前原前外相は民主黨の「明日の星」で、菅首相の人気が低迷する中、次期首相の最有力候補(bǔ)に挙がっていた人物。そのため、わずか5萬(wàn)円での失腳は本人の前途のみならず、菅政権にとっても殘念で仕方がないといったところだろう。

タカ派の前原前外相は外交を得意としており、普天間問(wèn)題で混亂していた日米関係を見(jiàn)事に立て直したほか、中國(guó)に対しては強(qiáng)硬姿勢(shì)を取り、尖閣問(wèn)題で不甲斐なさが目立っていた政府の対応に対する國(guó)民の不満を少なからず取り除くことにも成功した。民主黨の支持率回復(fù)にも大いに貢獻(xiàn)したといえる。

そのため、今回の辭任は菅政権や日本の外交にとって大きな痛手となったが、本人の前途に対する衝撃も少なくない。今回の早々の辭任は復(fù)活を見(jiàn)越してのことだろうが、それほど楽観視もしていられない。反小沢派の急先鋒だった前原前外相が失腳すれば、小沢派がこの機(jī)會(huì)に次期首相の座を狙うのは確実。前外相が復(fù)活を果たすまでには、一定の潛伏期間が強(qiáng)いられることになるだろう。

では、日中関係への影響は？前原前外相は民主黨內(nèi)でも対中強(qiáng)硬派として知られており、昨年の尖閣諸島沖での衝突事件でもその対応が中國(guó)側(cè)の強(qiáng)い不満を引き起こし、問(wèn)題拡大の大きな原因を作ったとされた。今回の辭任で中國(guó)側(cè)はホッと一息という感じだろうが、本當(dāng)にそれで良いのだろうか？

実は民主黨は基本的に自民黨より対中政策を重視していると筆者は考える。少なくとも靖國(guó)神社の參拝など歴史問(wèn)題で中國(guó)側(cè)に不快な思いをさせない配慮をしているからだ。（翻訳?編集/NN）