2011年3月4日、中國?環(huán)球時報電子版のBBSに投稿されたコラムは、対中ODA（政府開発援助）の縮小傾向が先進(jìn)各國で見られることについて、「自然の成り行き」と綴った。

【その他の寫真】

今月4日付の中國紙?南方日報は、中國が2010年にGDPで世界2位の経済大國となったことを受け、先進(jìn)諸國による経済援助の縮小に拍車がかかっていると報じた。英國政府は中國を含む16カ國への経済援助を打ち切りとし、日本でも前原誠司外相（當(dāng)時）が対中ODAの縮小について今年6月までに結(jié)論を出すよう省內(nèi)事務(wù)方に指示したとしている。同様に、米國やカナダ、ドイツなどもこうした動きに追隨すると見られている。

まだ途上國の中國。先進(jìn)國による対中援助はやはり、一定の恩恵があると言える。しかし、世界第2の経済大國となった今、その援助が縮小されるのは自然の成り行きであり、それは予測の範(fàn)囲內(nèi)のことだ。援助の意義や効果が徐々に薄れてくれば當(dāng)然、その必要性はなくなってくる。

客観的に見れば、國際援助というものは相互にメリットがあるもの。援助を受ける側(cè)は経済発展を加速させることができる。援助をする側(cè)は相手方からの信頼を勝ち取り、將來的な協(xié)力や提攜関係に繋げることができる。その援助が縮小あるいは撤廃されるということは、つまりは両者の関係が対等に近づいたということでもある。

いずれにせよ、中國と諸外國の発展はともに、互いの協(xié)力関係なしには成り立たない。これは世界経済のグローバル化が導(dǎo)いた必然である。中國は國際援助から獨(dú)り立ちするにあたり、変化を恐れず、新しい思考回路、新しい外交手法を探ってこれらと対峙すべきだ。(翻訳?編集/愛玉)