2011年3月18日、東日本大震災(zāi)から2日後の13日、取材のため來日した香港フェニックステレビの女性記者、秦楓（チン?フォン）氏が「東京での48時(shí)間」と題した記事を中國のブログサイト?新浪博客に掲載した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

筆者は13日午前9時(shí)40分、北京の人民大會(huì)堂を取材中、突然東京行きを命じられた。米軍用の放射能防護(hù)服と片道航空券を手にたった1人、放射能汚染が心配で外に出られない東京の同僚たちを救うため、飛び立った。

そこで見たのは、一部の親日記者たちが報(bào)じたような「日本政府の素晴らしい対応」ではなかった。筆者が日本に著いたのは13日晩だったが、14日には福島第1原発3號(hào)機(jī)が爆発、15日には4號(hào)機(jī)も爆発し、放射能漏れが始まっている。事態(tài)は急速に悪化していた。

驚いたのは菅直人首相や各大臣が東京で會(huì)議に明け暮れていたこと。これが中國ならとっくに指導(dǎo)者が被災(zāi)地入りしているはずだ。日本の首相はなぜ現(xiàn)地で陣頭指揮をとろうとしない？福島第1原発1、2、3、4號(hào)機(jī)と爆発が相次いでいるのになぜ、ただ手をこまねいているだけなのか？

海外メディアが基準(zhǔn)値の100倍の放射能が検出されたと言っているのに、ラジオは「人體への影響はない」の一點(diǎn)張り。自衛(wèi)隊(duì)の救助活動(dòng)もお粗末で、四川大地震の時(shí)の人民解放軍のような機(jī)敏さは感じられなかった。國民から「もっと強(qiáng)い軍隊(duì)を作れ」との聲が上がったが、上手い口実ができたものだ。

唯一、稱賛に値するのは日本國民の落ち著いた行動(dòng)。自衛(wèi)隊(duì)がきっちり警備していたわけでもないのにパニックなどは起きず、燃料不足の東京の街を黙々と自転車で通勤する人の姿が見えた。こうしたことからも、日本人の國民性の高さが良く分かる。

日本政府がたった今、福島原発周辺の放射能レベルが下がっていると発表したが、全く信じられない。中國政府が日中友好をアピールしたいのは理解できるが、今急いでやらなければならないのは、救助隊(duì)や醫(yī)療チームを日本に派遣することではなく、放射能漏れの中國への影響を把握することだ。

中國人は地震や津波、放射能漏れに関する知識(shí)が全くない。筆者自身も13日晩に震度6以上の余震を體験したが、トイレに逃げ込む以外、何をすれば良いのか全く分からなかった。中國政府は直ちにいざという時(shí)の知識(shí)を國民向けに発信すべきではないだろうか。（翻訳?編集/NN）