「食塩買(mǎi)い占め騒動(dòng)」の背景、中國(guó)人はなぜデマを信じたのか―英メディア

Record China    2011年3月19日(土) 12時(shí)49分

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17日、英メディアは、中國(guó)各地で食塩の売り切れが続出した原因について分析した。寫(xiě)真は17日、江蘇省連雲(yún)港市の食塩メーカー。相次ぐ品切れを受け、急ピッチで製造、出荷を行っている。

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2011年3月17日、英紙フィナンシャル?タイムズの中國(guó)語(yǔ)版ウェブサイトは、中國(guó)各地で食塩の売り切れが続出した原因について分析した。以下はその概略。

その他の寫(xiě)真

16日の午後あたりから、中國(guó)各地で2つのデマが広がった。1つ目は福島第1原発の放射能漏れ事故で海水がひどく汚染されるため、今後生産される食塩は安全ではなくなること、2つ目は食塩に含まれるヨウ素が放射線被曝の予防効果があるということだ。これらのデマを信じた人々が慌てて食塩を買(mǎi)いに走り、あっという間に店頭から消え去った。

笑いが止まらないのは食塩の製造?販売業(yè)者だ。記者の知り合いは昨晩、臨時(shí)に5トンの食塩を作ったところ、翌日の朝早くにはすべて売り切れ、一気に3萬(wàn)元(約37萬(wàn)円)以上稼いだと言っていた。

実は頭をよく働かせて考えれば、事態(tài)がそこまで深刻でないことくらい分かるはずだ。仮に食塩が被曝を予防するとしても、何袋消費(fèi)すれば効果が得られるのだろうか。しかも、ヨウ素の取り過(guò)ぎは甲狀腺機(jī)能を低下させるなどの弊害があることが醫(yī)學(xué)的に証明されている。

要するに、ここ數(shù)日の食塩の買(mǎi)い占め騒動(dòng)は▽デマのせい▽売り手側(cè)があおった結(jié)果▽投機(jī)家が喜ぶ現(xiàn)象が見(jiàn)られた―という結(jié)論を出しても良いだろう。では、なぜ彼らはここまで理性を失ってしまったのか?そこには、文化、管理、社會(huì)の3要素が複雑に絡(luò)んでいる。

中國(guó)人は昔から自分の頭で考えず、群集心理に陥りやすいという傾向がある。たとえ少しおかしいと感じていても「みんなが買(mǎi)うなら自分も買(mǎi)っておいて損はない」という考えが働くらしい。

中國(guó)人が自分の頭で考えないのは、奴隷社會(huì)から封建社會(huì)、そして今に至るまで、ずっと「抑えつけられた狀態(tài)」に置かれていたことと関係がある。命令や通知に従い、周囲と歩調(diào)を合わせるという習(xí)慣が刷り込まれているのだ。

現(xiàn)代中國(guó)社會(huì)には「信用」が著しくかけている。國(guó)民は政府すら信用していない。今回のような問(wèn)題が発生した場(chǎng)合、通常はまずは落ち著いて自分の頭で考え、専門(mén)家や政府が発信した情報(bào)を聞いた上でどう行動(dòng)するかを考える。だが、中國(guó)では違った。なぜなら、人々は自分の目の前のことしか信じないからだ。(翻訳?編集/NN)

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