2011年3月17日、新聞晩報(bào)によると、ニュージーランド地震や東日本大震災(zāi)で中國人にも死者?行方不明者が出たことで、「海外での安全」についての教育が必要との聲が中國で高まっている。

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現(xiàn)在、80年代生まれ、90年代生まれの一人っ子の多くが海外に留學(xué)しているが、自然災(zāi)害、宗教や言語などがもたらすカルチャーショック、孤獨(dú)など直面しなければならない問題が多い。中國教育部?留學(xué)サービスセンターの白章徳（バイ?ジャンダー）主任は、「安全の問題が留學(xué)と無関係だと思ってはならない。安全な環(huán)境を保証して初めて、留學(xué)が成功したかどうかを論じることができる」と語る。

留學(xué)行政の専門家は、留學(xué)生がよく遭遇する事柄として、財(cái)布や荷物の竊盜、病気や怪我などを挙げる。中國國內(nèi)であれば電話を數(shù)本かければ解決するような問題でも、言葉も通じず文化も違う環(huán)境におかれれば、留學(xué)生たちにとってやっかいな問題になる。もしも重病、交通事故、強(qiáng)盜、自然災(zāi)害、暴動(dòng)などの予測(cè)不能の事件が起こることを想定するなら、なおさら留學(xué)生に対しての緊急方策が必要になると指摘した。

孤獨(dú)に直面させられやすい海外での生活で、常識(shí)や心の健康にも注意を向けるべきだとの意見も多い。09年6月、オーストラリアで26歳の女子留學(xué)生が遺體となって発見され、4人の容疑者が逮捕された事件があったが、現(xiàn)地警察は女子留學(xué)生が無防備だったことも一因とのコメントを発表している。留學(xué)生の安全の問題について、専門家からは、留學(xué)する國の法律などの教育や在籍大學(xué)での出席狀況の監(jiān)督なども必要ではないかとの聲も上がっている。（翻訳?編集/津野尾）