2011年3月30日、中國共産黨成立90周年や辛亥革命100周年の記念日が近づくにつれ、中國の観光業(yè)界では、新中國誕生以來の歴史や思想をテーマにした「紅色観光」がブームとなっている。15年には「紅色観光」の旅行者數(shù)はのべ8億人に達(dá)し、年間15％増を見込んでおり、年間売上高は2000億元（約2兆5000億円）を突破すると予測されている。

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紅色観光に関しては、昨年まで「04?10年全國紅色観光発展計畫綱領(lǐng)」に基づいて、國內(nèi)各地に100カ所あまりの関連観光スポットが確立されてきた。これを基礎(chǔ)に、11―15年までの「第2期観光発展計畫綱領(lǐng)」の編纂作業(yè)がこのほど完了し、紅色観光は新たな段階に入ったという。

計畫によると、紅色観光の旅行者數(shù)は今後毎年15％の割合で増加し、15年には総數(shù)でのべ8億人以上に。國內(nèi)の観光旅行者総數(shù)の4分の1が紅色観光の旅行者になるとみられる。売上高は毎年10％以上伸び、2000億元を突破すると想定している。また、紅色観光の発展によって、直接の就業(yè)人口が50萬人、間接の就業(yè)人口が200萬人以上増加すると見込んでいる。

1期と2期、2回の計畫編纂に責(zé)任者として攜わった北京交通大學(xué)の石培華（シー?ペイホア）教授は、「紅色観光の概念として、歴史を代表する重大事件や重要人物、歴史的な文化遺産などを取り入れ、貧しかった中國がいかに國民を解放し、富強(qiáng)に努め、繁栄してきたかという歴史的過程をよりはっきりと示したい」と語っている。（翻訳?編集/HA）