2011年3月31日、人民日報（海外版）によると、第12次5カ年計畫（11?15年）が制定され、今後5年間の貧困救済基準(zhǔn)(＝補助の対象となる貧困者の認(rèn)定ライン)が引き上げられることになる。これにより、中國國內(nèi)における貧困人口が10年と比べて大幅に増加する可能性が高い。

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全國政協(xié)委員で中國國際慈善基金會顧問の林嘉[馬來]（リン?ジアライ）氏によれば、過去25年間の世界全體における貧困救済事業(yè)の成果は70％が中國によるもの。これは世界銀行の最新統(tǒng)計から明らかになっているが、もし中國を統(tǒng)計の対象に含めなければ、貧困人口は実際には世界全體で5800萬人増えているはずという。

中國では過去5年間で貧困人口が2688萬人にまで減少したが、今回の貧困救済基準(zhǔn)見直しによって、手取り年収1500元(約1萬9000円/08?09年は1196元)以下を貧困層と定義するならば、およそ9000萬人にまでふくれあがり、1億人を突破する可能性もあると林氏は指摘する。中國政府は今後、基準(zhǔn)引き上げによって低所得層の生活を大幅に改善させ、単純に衣食の問題を解決するだけでなく、10年以內(nèi)の絶対的貧困根絶を目指していくという。（翻訳?編集/岡田）