2011年4月13日、人民日報海外版は、「中國政府が政権や社會の安定を守るためには、官僚の腐敗?汚職と同様に、公費の亂用や無駄遣いにも注意すべきである」と報じた。

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中國政府の財政収入は、この5年間に3兆1600億元（約41兆800億円）から8兆3100億元（約108兆300億円）へと2．6倍になった。各地方自治體の収入も潤い、表面的には順調(diào)に発展しているようにも見える。しかし、実際には支出も大きく増加し、ばく大な投資が行われ、その中の無駄遣いは想像を絶するものがある。

市民が最も不満を持っている政府の無駄遣いには、公務(wù)員による「公用車の私物化」「公費による會食?接待」「公費での海外視察旅行」の“三公”と呼ばれるものが挙げられる。しかし、これらの支出內(nèi)訳は一般市民にも公開される傾向があり、まだ把握ができるものだ。

それよりも透明性に欠けるのは、地方自治體による“イメージ作り”や“點數(shù)稼ぎ”のための巨額な無駄遣いだ。3月に開催された両會(日本の國會に相當(dāng))では、その実例も挙げられた。ある貧困地區(qū)の県政府が60億元（約780億円）以上を投資して建設(shè)したニュータウンがゴーストタウン化してしまった例や、8億元（約104億円）もかけて“豪華”體育館を建設(shè)した例などが報告された。規(guī)模の違いはあるにせよ、各地方政府には同様の無駄遣いが數(shù)多く存在しているという。

公費の亂用?無駄遣いは日に日に激化しており、一部の公務(wù)員には、「公費を自分の懐に入れさえしなければどんな使い方をしても構(gòu)わない」というような考え方さえ存在している。実際には、こうした亂用?無駄遣いは汚職と同じか、それ以上に深刻なものである。（翻訳?編集/HA）