2011年4月21日、米ニュース専門局CNN（電子版）は「中國経済が抱える三つの潛在リスク」と題する論文を掲載した。筆者はジョンズ?ホプキンス大學(xué)高等國際問題研究所（SAIS）の研究者。主な內(nèi)容は以下の通り。

【その他の寫真】

まず一つ目は、中國政府は不動(dòng)産バブルを終息できるのか。08年の世界金融危機(jī)以降、中國政府は人民銀行に対し、インフラ?不動(dòng)産分野への貸し付け拡大を命じた。その結(jié)果、成長は維持されたものの、各地で荒れ果てた“ゴーストタウン”が出現(xiàn)した。また、中國の銀行は政治的理由から、不良債権化の恐れがある貸し付けも行わざるを得ない。政府は低利率?低失業(yè)率維持のため、不良債権を國有企業(yè)に分散させる。不良債権処理でさらに資金が必要となり、最終的に債務(wù)が膨れ上がっていく。

二つ目は、中國は新たなビジネスモデルを確立できるのか。中國の急速な経済成長は、世界市場の旺盛な需要と國內(nèi)の安価な労働力が支えていた。だが先進(jìn)國の失業(yè)率が上がると同時(shí)に、中國國內(nèi)の賃上げ圧力も上昇。他の新興國が中國の地位を奪い始めている。

経済學(xué)理論では、國家は発展の過程で、調(diào)達(dá)?開発?製造?販売?サービスを段階的に経て価値を生み出す「価値連鎖（バリュー?チェーン）」を進(jìn)むと考える。中國は現(xiàn)在、原料輸出（調(diào)達(dá)）から製造段階にある。今後新たなビジネスモデルを確立するには、知的財(cái)産権の保護(hù)、國內(nèi)資本市場の効率化が不可欠だ。しかし、知的財(cái)産権保護(hù)分野で中國の評(píng)価は低く、また政治と文化は切り離せない。かつて米國は反體制文化を容認(rèn)し、革新的なアイデアが生み出された。これが安定的な政治文化を好む中國に可能だろうか。

最後の三つ目は、中國は人口問題を解決し、政治改革を?qū)g現(xiàn)できるのか。労働人口の急速な高齢化が、経済成長の鈍化と退職金の増大を招いている。いずれかの要素が経済の不安定要因になるとしたら、中國政府は國民の支持を失うだろう。

これらの問いに対する中國政府の答えは、「できる」に違いない。中國政府はマルクス主義を柔軟に解釈し、実用化することで経済改革を進(jìn)めてきた。しかし、歐米の専門家からみれば、中國経済は高齢化する労働力、固定的な政治體制、不透明な銀行システムなどの問題を抱えている。これこそが現(xiàn)在の中國経済が直面している課題であろう。（翻訳?編集/AA）