2011年5月11日、中國(guó)では政治家の業(yè)績(jī)作りと國(guó)內(nèi)総生産（GDP）向上の犠牲となった「短命建造物」が後を絶たない。彼らは生まれてからわずか25年?30年で次々と「夭逝」していく。中國(guó)青年報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

中國(guó)住宅都市農(nóng)村建設(shè)部の仇保興（チウ?バオシン）副部長(zhǎng)は3月末に開(kāi)かれた第6回「國(guó)際エコ建築と建築省エネ大會(huì)」で、中國(guó)が毎年消費(fèi)するセメントや鋼材は世界の40％に達(dá)し、新築件數(shù)は世界最多に上るが、それらの平均壽命はわずか25年?30年だと述べた。

なぜ、中國(guó)には「短命建造物」ばかりなのか。中國(guó)の學(xué)者たちは「質(zhì)の問(wèn)題」「計(jì)畫(huà)性のなさ」「政治家の業(yè)績(jī)作り」「利権絡(luò)み」の4つをその原因に挙げている。中でも浙江大學(xué)公共管理學(xué)院の範(fàn)柏乃（ファン?ボーナイ）教授は「政治家が自らの業(yè)績(jī)とGDP向上ばかりを追求した結(jié)果」と指摘する。

中國(guó)では地方トップが変わるたびに都市計(jì)畫(huà)が変更され、その都度、建てたばかりの立派な建物がものの數(shù)秒で爆破されていく。行政側(cè)も市民を納得させる理由作りが上手くなり、次は「?シティ」や「?センター」を建てると意気込んでみせるが、結(jié)局は「壊してGDPを増やし、新たに建ててまたGDPを増やす」だけのことだと範(fàn)教授は見(jiàn)ている。

歐米や日本では取り壊しの前に必ず地元市民の「意見(jiàn)聴取會(huì)」のような場(chǎng)が設(shè)けられるが、中國(guó)の市民は行政と開(kāi)発業(yè)者の言いなりになるしかない。遼寧省では先日、瀋陽(yáng)市の大型書(shū)店?北方図書(shū)城が取り壊されたばかりか、さらに瀋陽(yáng)市室內(nèi)環(huán)境観測(cè)センター、瀋陽(yáng)市住宅積立金管理センターも取り壊されるという。

跡地には中國(guó)初の「體験式文化広場(chǎng)」が作られる予定だ。だが、これももしかすると20年後には爆破される運(yùn)命にあるのかもしれない。中國(guó)ではこうして毎年、約4億トンのがれきが新たに生まれている。（翻訳?編集/NN）