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12日、バレンタインデーや母の日など外國生まれの記念日が中國でも定著してきたが、一方で「中國獨自の『母の日』を設定するべきだ」との聲も…。寫真は江西省徳興市の小學校で行われた母の日イベント。
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2011年5月12日、中國でも母の日が過ぎたばかりだが、こうした外國生まれの記念日に抵抗を感じる中國人も少なくない。なかには中國獨自の「母の日」を設定すべきだという聲もある。北京晨報(電子版)が伝えた。
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「『教師の日』は孔子の誕生日に、『バレンタインデー』を七夕に、『母の日』を孟子の母(孟母)の誕生日にすべきだ」という意見が以前からある。中國社會科學院哲學研究所の李河(リー?ホー)研究員は「記念日や祝日の設定は簡単なことではない」と話す。その理由に「記念日?祝日とは、1つの社會共同體が繰り返す時間のなかの重要な節(jié)目を意味するものだから」と説明した。
李研究員は「現(xiàn)代のようなグローバル化が進む時代では、物質面や精神面だけでなく記念日や祝日も世界的に普及して當然」と説明。母の日を孟母の誕生日に設定することは、「こうした時代の流れに逆らうものであり、『孟母三遷』の故事も、現(xiàn)代社會では學問偏重をあおりかねないもので、時代にそぐわない」と指摘した(編集部注:「孟母三遷」は孟母が息子の教育のために學校の近くに家を構えるという故事)。さらに「中國は他民族國家。いつも漢民族の人物ばかりを取り上げること自體が古くさく、極めて非文化的だ」と手厳しい?!竿鈬?、自國だ」ということにこだわるより、記念日?祝日が人々の生活のなかに浸透して欠かせない習慣となっていくことが大切なのだ。(翻訳?編集/本郷)
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