2011年5月22日、無期限上映延期の噂も流れた中國の愛國映畫「建黨偉業(yè)」が、來月15日に予定どおり封切られることが明らかになった。新華網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫真】

今年トップの超大作とされる中國共産黨成立90周年記念映畫「建黨偉業(yè)」は、1917年?21年の共産黨成立までを描く歴史大河ドラマ。チョウ?ユンファ（周潤發(fā)）をはじめアンディ?ラウ（劉徳華）、チェン?クン（陳坤）、ダニエル?ウー（呉彥祖）、ワン?リーホン（王力宏）など、100人を超える中華圏の人気スターが出演し、1分間あたり1人のスター級俳優(yōu)が登場するという豪華さも手伝って大きな話題となっている。

ところが、中國のメディアを統(tǒng)括する國家?guī)诓ル娪半娨暰t局（広電総局）による審査が通過せず、同作は上映延期されるという噂が浮上。作品內容の一部が中國當局の伝える史実と異なることが理由とされ、ネット上では無期限の上映延期や封印説もささやかれた。さらに、映畫の公式ブログがこのところ沈黙を続けていることも、噂に拍車をかけている。

映畫を製作した中國電影集団は22日、「當初の予定どおり來月公開する」と発表し、噂を真っ向から否定した?！笌陔娋t局からは審査上支障があるとの話は聞いていない」とコメントしている。

この作品からは、出演女優(yōu)タン?ウェイ（湯唯）の登場シーンが全カットされ、以前にも中國映畫界に“封印”扱いを受けた彼女が、再び抹殺されたと大きなニュースになったばかり。中國電影集団は、「10數(shù)名の俳優(yōu)の出演シーンについて調整部分がある」と、この削除シーンについて遠まわしながら言及している。（翻訳?編集/Mathilda）