2011年5月25日、中國人民解放軍の元少將で、現(xiàn)在は軍縮や國際安全問題などの研究を行う非政府機構(gòu)?中國軍控裁軍協(xié)會の理事を務(wù)める徐光裕（シュー?グアンユー）氏は、パキスタンが中國に軍事基地建設(shè)を要請したとのニュースに関連し、中國紙?環(huán)球時報で「中國が海外に軍港を所有することは必然である」と論じた。以下はその概要。

【その他の寫真】

パキスタンが中國に海軍基地建設(shè)を求めたとの海外メディアの報道について、中國側(cè)は24日に否定しているが、西側(cè)では大きな話題となった。特に南アジアとインド洋の覇者を自負するインドは強烈な拒絶反応を示し、西側(cè)メディアの一部は“中國脅威論”をさらにあおる報道を行った。

中國はすでにこの報道を否定しているが、仮に真実であるとしても驚くには當(dāng)たらない。中國は大國でありながら相応の力を長きにわたって備えていなかったが、改革開放政策実施30年を経た現(xiàn)在、國力は回復(fù)し、徐々に強大になってきた。世界との関係も日々密接になり、経済だけでなく文化や安全領(lǐng)域にいたるまで、各國との往來は必然となっている。特に、海洋というものは、過去だけでなく未來に至るまで、各國との交流?協(xié)力を図るかけがえのない舞臺であることは間違いない。

海岸線を持つ國家はどの國も、港灣と船隊を持つために盡力し、可能であるならば友好國と航路や港灣を相互利用しようとする。これは國際社會における大國の常識的な姿であり、西側(cè)がいちいち驚くにはあたらない。

強大になった今日の中國が、平和かつ友好的な関係を通じてパキスタンをはじめとする諸外國に共用の港灣、ひいては軍港を建設(shè)することはある種の進歩であり、海外に港灣も基地も持たないという現(xiàn)狀を打破することになる。世界の平和と発展の責(zé)任を負う大國としての中國が、このような突破口を切り開いていくことは今後常態(tài)化するだろう。（翻訳?編集/HA）