2011年5月29日、南シナ海で調(diào)査活動をしていたベトナム國有石油會社の探査船が中國から妨害を受けたとされる問題で、英紙フィナンシャル?タイムズは「同海域で新たな衝突が起こる可能性」を指摘した。臺灣紙?旺報が伝えた。

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記事によると、ベトナム政府は27日、「中國の監(jiān)視船3隻が南シナ海でベトナムの調(diào)査船1隻を妨害。調(diào)査船の設備を破壊したばかりでなく、中國海域を侵犯したと警告までしてきた」と表明。中國側(cè)にベトナムの主権行為を2度と侵犯しないよう自制を求めたほか、調(diào)査船の破壊行為に対する賠償を請求した。

これに対し、中國外交部の姜瑜（ジアン?ユー）報道官は28日、「中國の南シナ海での主張は明確で一貫している。ベトナムは中國が管轄する海域で資源調(diào)査を行い、中國の権益と管轄権を損ね、両國の南シナ海問題における合意に背いた。中國側(cè)はこれに反対の意を表する」と反論、中國は同海域の平和と安定を望んでいると強調(diào)した。

こうした動きについて、英フィナンシャル?タイムズは「南シナ海で新たな衝突が起こる可能性」を指摘。南シナ海問題に詳しいオーストラリア國防研究所のカール?タイアー教授は「中國はベトナムへの侵犯行為をさらにエスカレートさせた。恥知らずにも主権を宣言し、軍事的優(yōu)勢に任せて既成事実を作ろうとしている」と非難している。（翻訳?編集/NN）