中國最古の長城、風(fēng)力発電プロジェクトのため破壊される―河南省

Record China    2011年5月31日(火) 23時(shí)45分

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30日、中國?萬里の長城で最古とされている「楚長城」が、風(fēng)力発電建設(shè)プロジェクトの影響で長さ2km余りにわたって破壊されていることがわかった。寫真は河南省平頂山市の楚長城。

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2011年5月30日、新華網(wǎng)によると、中國?萬里の長城で最古とされている「楚長城」が、地で進(jìn)められている風(fēng)力発電建設(shè)プロジェクトによって、長さ2km余りにわたって破壊されていることがわかった。

その他の寫真

中國では経済成長に伴う開発などで歴史的な文化財(cái)や遺跡の保護(hù)が難しいケースが多々ある。河南省南部に位置する平頂山市葉県の楚長城は中國で最も古いとされる長城で、およそ2600年前に建築されたもの。最古の長城のため「長城の父」とも呼ばれている。

ところが、その長城のある場(chǎng)所が2010年の秋頃に風(fēng)力発電所の建設(shè)用地として選ばれ、長城は10か所余りが破壊されるところとなった?,F(xiàn)存する楚長」は30.51kmに過ぎないが、プロジェクトにより破壊された長城は長さ2.159kmに及ぶ。

葉県の文化財(cái)保護(hù)部門は、プロジェクト側(cè)に対して40萬元(約500萬円)の罰金を科すことを決定している。楚長城は中國國務(wù)院の公表している國家レベル文化財(cái)保護(hù)対象施設(shè)にも選ばれている。具體的にどの部分が保護(hù)対象となっているかは記載がないものの、破壊されたのは比較的保存狀態(tài)が良かった部分だと見られている。

なお、風(fēng)力発電所の建設(shè)は県が進(jìn)めている基幹プロジェクトで、完成すれば最大10萬キロワットの発電が可能となる。総投資額は10億元(約125億円)。省文物局は破壊された長城を救済する発掘案を提案しており、プロジェクトの責(zé)任者も誠心誠意から遺跡の救済にあたるとともに、処罰も受け入れるとしている。(翻訳?編集/岡田)

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