2011年6月3日、第一財経日報は記事「中國はジャガイモと同じ値段でレアアースを売ってきたと業(yè)界＝何十年稼いでも環(huán)境破壊に追いつかず」を掲載した。

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マレーシアではレアアースの精錬所建設が計畫されていた。オーストラリアの鉱山採掘企業(yè)ライナスの出資によるもので、完成後は世界シェアの30％を生産できるという大規(guī)模な工場だ?，F(xiàn)在、世界シェアの90％以上は中國企業(yè)が握っている。

しかし、先日、この工場建設は中止となった。レアアース工場はマレーシアを「低レベル放射性物質(zhì)のゴミ捨て場」に変えるものとの批判が高まったためだ。中國の獨占を打ち破る期待を背負った工場は完成前に頓挫した。

09年より中國政府は環(huán)境保護促進を名目として、レアアースの採掘、輸出規(guī)制を開始。かつてはジャガイモよりも安い価格で売卻されていたレアアースの価格は大幅に値上がりしている。各種レアアースの中でも、一部では10倍以上の値を付けたものがある。

マレーシアの問題が示しているのは、レアアース工場の建設は決して容易ではないということ。最大のネックは環(huán)境保護だ。中國でもレアアース採掘は巨大な環(huán)境破壊を伴っている。「過去數(shù)十年レアアースで稼いだ金を全部合わせても、採掘によって引き起こされた環(huán)境保護の対策費に足りない」と専門家は話している。（翻訳?編集/KT）