2011年6月3日、英ロイター通信(中國(guó)語版サイト)によれば、長(zhǎng)江の中?下流域で數(shù)か月にわたって50年來最悪の旱ばつが続いている。降水量は例年の4?6割に落ち込んでおり、水資源の乏しさと浪費(fèi)が急成長(zhǎng)を続ける中國(guó)経済の大きな足かせとなりつつある。

【その他の寫真】

長(zhǎng)江の水資源は北京をはじめ中國(guó)北部の多くの都市にも運(yùn)ばれているが、この「南水北調(diào)」政策によって湖北省にある丹江口ダムの水位は過去10年間で最低となっており、水不足は広範(fàn)囲にわたる漁業(yè)や農(nóng)業(yè)に深刻な影響を與えている。

中國(guó)7大湖のひとつである湖北省の洪湖にも干ばつの影響が出ており、湖面面積が大幅に減少している。大部分が水深30cmに屆かない狀態(tài)で、干上がって湖底が露出している場(chǎng)所も多い?，F(xiàn)地で漁業(yè)を営むある男性は「これほどひどい干ばつは見たことがない。とても生計(jì)が立てられる狀態(tài)ではない。以前は洪水だけを恐れていたのだが…」と語っている。

専門家は、干ばつ後の経済的な影響も心配だと指摘している。今回の旱ばつが中國(guó)経済を崩壊させるようなことはないものの、慢性的な水不足と経済成長(zhǎng)にともなう水資源の浪費(fèi)が悪影響を及ぼすことは間違いなく、「水資源の不足が中國(guó)経済に大きな脅威、足かせになることは疑いない」と話している。（翻訳?編集/岡田）