2011年6月7日、新華網(wǎng)によれば、深刻な旱ばつが続いていることから、中斷されている南水北調(diào)プロジェクトの西線工事計(jì)畫について改めて著工が検討されている。3日、中國(guó)科學(xué)院院士でもある清華大學(xué)の王光謙（ワン?グアンチエン）氏が明かしたところによれば、國(guó)の関係部門がすでに動(dòng)いているという。

【その他の寫真】

近年、長(zhǎng)江や黃河の中?下流域における水資源需要が増大すると同時(shí)に、気候変動(dòng)などによる旱ばつや砂漠化がすすんでおり、水資源そのものの減少が深刻化している。また、多くの地域で地下水利用による地盤沈下が起きていることも問題となっている。こうした現(xiàn)狀から、水資源の豊富な中國(guó)西南地域から水を供給する重要性が増している。

今回、再度提起された南水北調(diào)プロジェクトの西線工事計(jì)畫は、チベット自治區(qū)の青蔵高原などに位置するヤルツァンポ川、サルウィン川、メコン川から引水して、中國(guó)西北部の旱ばつ、砂漠化や砂嵐の発生を根本から改善を図ろうとするもの。同プロジェクトは1990年にはすでに構(gòu)想が明らかにされ、2002年12月に中國(guó)國(guó)務(wù)院が批準(zhǔn)しているものの、計(jì)畫は難航していた。

王氏が今回明かした計(jì)畫には大幅な変更が加えられており、最終的には新疆ウイグル自治區(qū)へ引水する內(nèi)容となっているものの、具體的な計(jì)畫は未だ定まっていないという。王氏の計(jì)畫には科學(xué)的根拠が欠けているとする見方もあり、生態(tài)系破壊のリスクなどが懸念される中、今後の動(dòng)向が注目される。（翻訳?編集/岡田）